27.1.18. ベクタジオメトリ

27.1.18.1. ジオメトリ属性を追加

ベクタレイヤの地物のジオメトリのプロパティを計算し、出力レイヤにそれらを含めて出力します。

このアルゴリズムは入力ベクタレイヤと同じ内容の新しいベクタレイヤを作成しますが、選択したCRSに基づいた幾何学的な測量値を追加の属性として持ちます。

テーブルに追加される属性は、入力レイヤのジオメトリタイプとジオメトリの次元によって異なります。

  • ポイント レイヤの場合: X (xcoord), Y (ycoord), Z (zcoord) 座標、M値 (mvalue)

  • ライン レイヤの場合: 長さ length と、ラインストリング(LineString) や複合カーブ(CompoundCurve) ジオメトリタイプの場合には地物の湾曲度 sinuosity と直線距離(straightdis)

  • ポリゴン レイヤの場合:周長 perimeter と面積 area

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

計算に利用する座標参照系(CRS)

CALC_METHOD

[列挙型]

デフォルト: 0

ジオメトリのプロパティの計算に使用するパラメータ。次のいずれかです:

  • 0 --- レイヤのCRS

  • 1 --- プロジェクトのCRS

  • 2 --- 回転楕円体

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力結果レイヤ(入力レイヤのコピーにジオメトリの属性値を持たせたもの)を指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

入力ベクタレイヤのコピーに追加でジオメトリのフィールドを持たせたレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:exportaddgeometrycolumns

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.2. アフィン変換

レイヤのジオメトリにアフィン変換を適用します。アフィン変換には平行移動、拡大縮小、回転があります。演算は、拡大縮小、回転、平行移動の順で行われます。

(あれば)Z座標とM値も平行移動や拡大縮小ができます。

../../../../_images/affinetransform.png

図 27.50 アフィン変換(平行移動)する前(左)と後(右)のベクタポイントレイヤ(緑色の点)。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

平行移動(X軸)

DELTA_X

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0

X軸方向に適用する移動量

平行移動(Y軸)

DELTA_Y

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0

Y軸方向に適用する移動量

平行移動(Z軸)

DELTA_Z

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0

Z軸方向に適用する移動量

平行移動(M値)

DELTA_M

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0

M値に適用するオフセット値

縮尺(X軸)

SCALE_X

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

X軸方向に適用するスケーリング値(拡大または縮小)

縮尺(Y軸)

SCALE_Y

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

Y軸方向に適用するスケーリング値(拡大または縮小)

縮尺(Z軸)

SCALE_Z

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

Z軸方向に適用するスケーリング値(拡大または縮小)

縮尺(M値)

SCALE_M

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

M値に適用するスケーリング値(拡大または縮小)

Z軸まわりの回転(度、反時計回り)

ROTATION_Z

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0

度単位で表した回転角度

変形済みシェープ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

変形済みシェープ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(変換された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:affinetransform

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.3. 集計

ベクタレイヤまたはテーブルレイヤを入力とし、 式によるグループ化 に基づいて地物を集計した新しいレイヤを作成します。

グループ化 の式で同じ値を返す地物は一つのグループにまとめられます。

式によるグループ化 パラメータに定数値、例えばNULL を使用することで、全てのソース地物を一つにグループ化することができます。

配列関数を使用して、複数のフィールドに基づいたグループ化もできます。例: Array("Field1", "Field2")

(もしあれば)ジオメトリはグループごとに1つのマルチパートジオメトリにまとめられます。出力属性は、指定された各集計定義に応じて計算されます。

このアルゴリズムでは、QGIS式エンジンのデフォルトの 集約関数 を使用できます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

式によるグループ化(すべての地物をグループ化する場合はNULL)

GROUP_BY

[テーブルのフィールド:任意]

デフォルト: 'NULL'

グループ化するフィールドを選択します。 NULL の場合、すべての地物が一つにグループ化されます。

式によるグループ化(集約)

AGGREGATES

[リスト]

出力レイヤのフィールド定義のリスト。フィールド定義の例は、次のような形式です:

{'aggregate': 'sum', 'delimiter': ',', 'input': ' $area', 'length': 10, 'name': 'totarea', 'precision': 0, 'type': 6}

デフォルトでは、このリストには入力レイヤの全てのフィールドが含まれます。GUI版では、フィールドやその定義の編集ができ、これに加えて以下の操作ができます:

  • newAttribute ボタンをクリックして、新しいフィールドを追加する

  • deleteAttribute ボタンをクリックして、選択したフィールドを削除する

  • arrowUparrowDown でフィールドの順番を並べ替える

  • clearText ボタンをクリックして、デフォルト(入力レイヤのフィールド)にリセットする

情報を検索したいフィールドそれぞれについて、以下を定義する必要があります:

ソースの式 [式] (input)

入力レイヤのフィールドまたは式

集計関数 [列挙型] (aggregate)

入力式に対して使用して集計値を得るための 関数

デフォルト: concatenate (文字列型の場合)、 sum (数値型の場合)

区切り文字 [文字列] (delimiter)

連結の場合など、集計値を区切るためのテキスト文字列。

デフォルト: ,

名前 [文字列] (name)

出力レイヤでの集約フィールドの名前。デフォルトは入力フィールドの名前のまま

[列挙型] (type)

出力フィールドのデータ型。次のいずれかです:

  • 1 --- ブール値(boolean)

  • 2 --- 32bit整数値(integer32)

  • 4 --- 64bit整数値(integer64)

  • 6 --- 小数点付き数値(double)

  • 10 --- テキスト(string)

  • 14 --- 日付(Date)

  • 16 --- 日付時刻(DateTime)

長さ [数値] (length)

出力フィールドの長さ

精度 [数値] (precision)

出力フィールドの精度

テンプレートレイヤから属性を読み込む

GUI版のみ

[ベクタ:任意]

別のレイヤからフィールドを読み込み、集約計算に使用することができます

集計出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(集約値の)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

集計出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

集約値を持つマルチジオメトリのベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:aggregate

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.4. トポロジカル境界

入力ジオメトリの組み合わせ境界の閉包(すなわちジオメトリのトポロジカル境界)を返します。

ポリゴンレイヤとラインレイヤにのみ使用可能です。

ポリゴンジオメトリ の場合は、境界はポリゴンのリングを構成するすべてのラインからなります。

../../../../_images/boundary_polygon.png

図 27.51 ソースポリゴンレイヤの境界(黒色の破線)

ラインジオメトリ の場合は、境界はラインの端点です。

../../../../_images/boundary_lines.png

図 27.52 ラインの境界レイヤ(赤色の点)。黄色は選択されたライン地物

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

トポロジカル境界

OUTPUT

[ベクタ:ポイント、ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(トポロジカル境界の)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

トポロジカル境界

OUTPUT

[ベクタ:ポイント、ライン]

入力レイヤのトポロジカル境界(入力がラインの場合はポイント、ポリゴンの場合はライン)

Python コード

Algorithm ID: native:boundary

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.5. BBoxの出力

入力レイヤ内の各地物のバウンディングボックス(エンベロープ)を計算します。ポリゴンおよびラインジオメトリがサポートされています。

../../../../_images/bounding_box.png

図 27.53 黒色のラインは各ポリゴン地物のバウンディングボックスを表す

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

境界

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(バウンディングボックスの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

境界

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力レイヤのバウンディングボックス

Python コード

Algorithm ID: native:boundingboxes

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.6. バッファ(buffer)

固定又はデータで定義する距離を使って、入力レイヤの全地物のバッファ領域を計算します。

入力レイヤがポリゴンの場合は、負の距離を使用することもできます。この場合、バッファはポリゴンよりも小さくなります(セットバック)。

../../../../_images/buffer1.png

図 27.54 バッファ(黄色)。正のバッファを持ったポイント、ライン、ポリゴン及び負のバッファを持ったポリゴン

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► 空間演算ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

距離

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10.0

(各地物の境界から計算された)バッファ距離。右側にある「データによって定義された上書き」ボタンを使用すると、バッファ距離を計算するためのフィールドを選択できます。これにより、各地物で異なるバッファ距離を設定できます( 可変距離バッファ も参照)。

セグメント

SEGMENTS

[数値]

デフォルト: 5

丸みを帯びたオフセットの四分円を近似するために使用するセグメントの数を制御します

線端スタイル

END_CAP_STYLE

[列挙型]

デフォルト: 0

ラインの端がバッファでどのように処理されるかを制御します。次のいずれかです:

  • 0 --- Round

  • 1 --- Flat

  • 2 --- Square

../../../../_images/buffer_cap_style.png

図 27.55 Round、flat、squareの線端スタイル

継ぎ目スタイル

JOIN_STYLE

[列挙型]

デフォルト: 0

ラインの角をオフセットする場合に使用する継ぎ目スタイルをround、miter、bevelから指定します。オプションは次のとおり:

  • 0 --- Round

  • 1 --- Miter

  • 2 --- Bevel

../../../../_images/buffer_join_style.png

図 27.56 round、miter、bevelのつなぎ目スタイル

miter制限

MITER_LIMIT

[数値]

デフォルト: 2.0

miter継ぎ目を作成する際に使用するオフセットジオメトリからの最大距離を、オフセット距離の係数として設定します(miter継ぎ目スタイルにのみ適用されます)。最小値: 1.0

../../../../_images/buffer_miter_limit.png

図 27.57 10mバッファで制限2の場合と、10mバッファで制限1の場合

結果を融合する

DISSOLVE

[ブール値]

デフォルト: False

最終バッファを融合します。True (チェックされた) の場合、重なり合っているバッファは1つのマルチパート地物に融合(結合)されます。

../../../../_images/buffer_dissolve1.png

図 27.58 標準(3つのシングルパート地物 - 左)、融合(2つの部分を持ったひとつのマルチパート地物 - 右)

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(バッファの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(バッファの)出力ポリゴンレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:buffer

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.7. 重心

入力レイヤのジオメトリの重心を表すポイントレイヤを新たに作成します。

重心は、地物の(すべての部分の)数学的な重心を表す単一の点であるため、地物の境界の外側にあることもあります。地物の各パートで重心を作成することもできます。

出力レイヤのポイントの属性は、元のレイヤの属性と同じです。

../../../../_images/centroids1.png

図 27.59 赤色の星印は入力レイヤの各地物の重心を表す

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

各パートに重心を作成

ALL_PARTS

[ブール値 dataDefine]

デフォルト: False

True(チェックされている)場合には、マルチパートジオメトリの各部分について重心を作成します

重心

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(重心の)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

重心

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

(重心の)出力ポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:centroids

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.8. 有効性チェック

ベクタレイヤのジオメトリに対して有効性チェックを実行します。

ジオメトリは3つのグループ(有効、不正、エラー)に分類され、以下のように、各グループについての地物を持ったベクタレイヤを生成します:

  • 有効な出力 レイヤには、有効な地物(トポロジカルエラーを除く)のみが含まれます。

  • 不正な出力 レイヤには、このアルゴリズムで検出された不正なジオメトリの地物がすべて含まれます。

  • エラー出力 レイヤはポイントレイヤで、どこに地物の不正があったかを示します。

生成されるレイヤの属性テーブルには、いくつか追加情報が含まれます( エラー レイヤには "message" が、 不正な レイヤには "FID" と "_errors" が、 有効な レイヤには "FID" のみが追加されます)。

生成される各ベクタレイヤの属性テーブルには、いくつか追加情報が含まれます(見つかったエラーの数や、エラーの種類)

../../../../_images/check_validity.png

図 27.60 左:入力レイヤ 右:有効なレイヤ(緑)と不正なレイヤ(オレンジ)

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT_LAYER

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

方法

METHOD

[列挙型]

デフォルト: 2

有効性チェックに使用する手法。オプションは以下のとおり:

  • 0: デジタイジング設定の選択

  • 1: QGIS

  • 2: GEOS

自己交差するリングを無視

IGNORE_RING_SELF_INTERSECTION

[ブール値]

デフォルト: False

有効性チェックの際に自己交差するリングを無視します

有効なジオメトリの出力レイヤ

VALID_OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ソースレイヤのうち、有効なジオメトリを持つ地物のコピーが含まれるベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

不正なジオメトリの出力レイヤ

INVALID_OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ソースレイヤのうち、不正なジオメトリを持つ地物のコピーが含まれるベクタレイヤを指定します。 _errors フィールドには見つかったエラーの概要が含まれます。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

エラー部分の出力レイヤ

ERROR_OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ジオメトリ有効性の問題が検出された正確な位置を表すポイントレイヤを指定します。 message フィールドには見つかったエラーの説明が含まれます。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

エラーの数

ERROR_COUNT

[数値]

エラーが発生したジオメトリの数

エラー部分の出力レイヤ

ERROR_OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ジオメトリ有効性の問題が検出された正確な位置を表すポイントレイヤ。 message フィールドには見つかったエラーの説明が含まれます。

不正な地物の数

INVALID_COUNT

[数値]

不正なジオメトリの数

不正なジオメトリの出力レイヤ

INVALID_OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

ソースレイヤのうち、不正なジオメトリを持つ地物のコピーが含まれるベクタレイヤ。 _errors フィールドには見つかったエラーの概要が含まれます。

正しい地物数

VALID_COUNT

[数値]

有効なジオメトリの数

有効なジオメトリの出力レイヤ

VALID_OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

ソースレイヤのうち、有効なジオメトリを持つ地物のコピーが含まれるベクタレイヤ。

Python コード

Algorithm ID: qgis:checkvalidity

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

エラーメッセージの種類と意味

表 27.1 GEOSの方法を使用する場合に現れるエラーメッセージ

エラーメッセージ

説明

重複点

このエラーは、頂点が重なっている場合に発生します。

../../../../_images/geos_rep_point.png

リングの自己交差

このエラーは、ジオメトリが自身と交わってリングを生じる場合に発生します。

../../../../_images/geos_ring_inter.png

自己交差

このエラーは、ジオメトリが自身と交わる場合に発生します。

../../../../_images/geos_self_inter.png

トポロジ検証エラー

孔が外側に飛び出ています

孔が入れ子になっている

内部が繋がっていません

外殻がネストしています

このエラーは、あるポリゴンジオメトリが別のポリゴンジオメトリ上にある場合に発生します。

../../../../_images/geos_nest_shell.png

リングの重複

このエラーは、ポリゴンジオメトリの2つのリング(外部または内部)が同一である場合に発生します。

../../../../_images/geos_dupl_rings.png

頂点の数が少なすぎます

不正な座標

ポイントジオメトリの場合、このエラーはジオメトリが適切な座標ペアを持っていない場合に発生します。座標ペアには、経度値と緯度値がこの順番で含まれていない場合などです。

リングが閉じていません

表 27.2 QGISの方法を使用する場合に現れるエラーメッセージ

エラーメッセージ

説明

ポリゴン %3 のリング %2 の線分 %1 は、ポリゴン %6 のリング %5 の線分 %4 と点 %7 で交差します

%1 のリングは4個未満の点で構成されています

%1 のリングは閉じていません

%1 のラインは2点未満の点で構成されています

%1 の線は、点 %2 に重複ノードを %n 個持っています

このエラーは、ラインの連続する頂点が同じ座標である場合に発生します。

../../../../_images/geos_rep_point.png

線 %3 の線分 %1 と %2 は、 %4 で交差しています

このエラーは、ラインが自己交差する(ラインの2つのセグメントが互いに交わる)場合に発生します。

../../../../_images/qgis_seg_line_int.png

リングの自己交差

このエラーは、ポリゴンジオメトリの外部境界または内部(島)リングが自分自身と交わる場合に発生します。

../../../../_images/geos_ring_inter.png

ポリゴン%2 のリング%1 は外部リング内にありません

ポリゴン %1 がポリゴン %2 の内側にあります

このエラーは、マルチポリゴンジオメトリのパートがマルチポリゴンジオメトリの孔の内部にある場合に発生します。

../../../../_images/qgis_poliinside_.png

27.1.18.9. シングルパートをマルチパートに集約

ベクタレイヤを入力として、そのジオメトリを新しいマルチパートのジオメトリに集約します。

1つ以上の属性を指定して同じクラス(指定された属性について同じ値を持つ)に属するジオメトリだけを集約することもできますが、全てのジオメトリをマルチパートジオメトリに集約することもできます。

たとえジオメトリがただ一つでも、すべての出力ジオメトリはマルチパートのジオメトリに変換されます。このアルゴリズムは、重なり合ったジオメトリをディゾルブ(融合)しません。各ジオメトリパートの形状は変更されることなく、一つのマルチパートジオメトリに集約されます。

別の選択肢として、「マルチパートに強制変換」や「集計」アルゴリズムも参照してください。

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

属性(フィールド)

FIELD

[テーブルのフィールド:任意] [リスト]

ジオメトリを集約するための属性を1つ以上選択します

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

集約されたジオメトリのベクタレイヤ

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

集約されたジオメトリの出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

Python コード

Algorithm ID: native:collect

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.10. 凹包(アルファシェイプ)

入力ポイントレイヤの地物の凹包を計算します。

../../../../_images/concave_hull_threshold.png

図 27.61 さまざまな閾値(0.3、0.6、0.9)による凹包

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力点のレイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

閾値

ALPHA

[数値]

デフォルト: 0.3

0(凹包の限界)から1(凸包)までの数値

穴を許す

HOLES

[ブール値]

デフォルト: True

結果の凹包に穴があることを許すかどうかを選択します

マルチパートはシングルパートに分割する

NO_MULTIGEOMETRY

[ブール値]

デフォルト: True

マルチパートジオメトリではなく、シングルパートジオメトリの結果が欲しい場合にはチェックしてください

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:concavehull

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.11. 凹包(k近傍法)

点の集合から凹包ポリゴンを生成します。入力レイヤがラインレイヤまたはポリゴンレイヤの場合には、その頂点が使用されます。

考慮する隣接点の数によって、出力ポリゴンの凹度が決まります。数値が小さいほどポイントを追従する凹包になり、反対に数値が大きいほどポリゴンは滑らかな形状になります。隣接点の最小値は3です。点の数かそれ以上の値の場合には、凸包となります。

属性を選択した場合、このアルゴリズムは入力レイヤの地物をその属性のユニーク値でグループ化し、各グループに対して個別のポリゴンを出力レイヤに生成します。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

隣接点の数(少ないほど凹形になり、大きいほど滑らかになります)

KNEIGHBORS

[数値]

デフォルト: 3

出力ポリゴンの凹度を決める値。数値が小さいほどポイントを追従する凹包となり、反対に数値が大きいほどポリゴンは凸包に似てくる(値がポイント地物数以上の場合には、凸包となる)。最小値は3

属性

オプション

FIELD

[テーブルのフィールド:任意]

デフォルト: なし

指定した場合、(ユニーク値を使用して地物選択することで)このフィールドのユニーク値ごとに1つの凹包ポリゴンが生成される

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:knearestconcavehull

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.12. ジオメトリタイプの変換

既存のレイヤに基づいて、異なるジオメトリタイプの新しいレイヤを作成します。

出力レイヤの属性テーブルは、入力レイヤのものと同じです。

すべての変換が可能なわけではありません。例えば、ラインレイヤはポイントレイヤへ変換できますが、ポイントレイヤはラインレイヤに変換できません。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

新しいジオメトリタイプ

TYPE

[列挙型]

デフォルト: 0

出力レイヤの地物のジオメトリタイプ。次のいずれかです:

  • 0 --- 重心

  • 1 --- 構成点(ノード)

  • 2 --- ラインストリング

  • 3 --- マルチラインストリング

  • 4 --- ポリゴン(Polygons)

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:任意]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:任意]

出力ベクタレイヤ。ジオメトリタイプはパラメータによります

Python コード

Algorithm ID: qgis:convertgeometrytype

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.13. 曲線ジオメトリに変換

あるジオメトリを等価な曲線ジオメトリに変換します。

もともと曲線のジオメトリは変換されず、そのままです。

checkbox ライン及びポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ラインまたはポリゴン]

入力ベクタレイヤ

最大許容距離

DISTANCE

[数値]

デフォルト: 0.000001

元の頂点の位置と、これに対応する変換後の曲線ジオメトリ上の点との間に許容される最大距離

最大許容角(度)

ANGLE

[数値]

デフォルト: 0.000001

置き換え候補の円弧上にすべての点が規則的に配置されている場合、そのセグメントは円弧に置き換えるのに適していると判断されます。このパラメータは、点が規則的な間隔であるかをテストする際に許容される最大角度偏差(度)を指定します。値は0 から 45° の範囲です

曲線

OUTPUT

[ベクタ:複合カーブまたはカーブポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

曲線

OUTPUT

[ベクタ:複合カーブまたはカーブポリゴン]

曲線ジオメトリの出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:converttocurves

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.14. 凸包(convex hull)

入力レイヤの各地物の凸包を計算します。

レイヤ全体またはグループ化された地物のサブセットを覆う凸包の計算については「最小境界ジオメトリ」アルゴリズムを参照してください。

../../../../_images/convex_hull.png

図 27.62 黒線はレイヤの各地物の凸包を示す

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► 空間演算ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(凸包の)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:convexhull

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.15. 範囲の矩形レイヤ

入力レイヤの範囲と同一のジオメトリの単一の矩形地物を含んだ、新しいベクタレイヤを作成します。

グラフィカルモデラー内で使用して、 (xmin, xmax, ymin, ymax) 形式のリテラル範囲をレイヤに変換し、レイヤ形式での入力を必要とする他のアルゴリズムに使用することができます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

領域

INPUT

[範囲]

入力の範囲

利用できる方法:

  • レイヤーから計算...: 現在のプロジェクトに読み込まれたレイヤの範囲を使用します。

  • レイアウトマップから計算...: アクティブなプロジェクト内の レイアウト地図アイテム の範囲を使用します。

  • ブックマークから計算...:保存された ブックマーク の範囲を使用します。

  • 現在のキャンバス領域を使用

  • キャンバスに描画: 考慮する領域を区切る矩形をクリック&ドラッグします。

  • xmin, xmax, ymin, ymax として座標を入力

領域

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

領域

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(範囲の)出力ベクタレイヤ

Python コード

アルゴリズムID: native:extenttolayer

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.16. 点からレイヤを作成

ポイントを表すパラメータと同一のジオメトリの単一の地物を含んだ、新しいベクタレイヤを作成します。グラフィカルモデラー内で使用して、点をポイントレイヤに変換し、レイヤ形式での入力を必要とするアルゴリズムに使用することができます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

点(Point)

INPUT

[座標]

CRS情報を含んだ点の入力(例: 397254,6214446 [EPSG:32632]

CRSが指定されない場合、プロジェクトのCRSが使用されます。

ポイントは、マップキャンバス上をクリックすることでも指定できます。

点(Point)

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

点(Point)

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

入力点を含んだ出力ポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:pointtolayer

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.17. ウェッジバッファを作成

入力ポイントからくさび形のバッファを作成します。

../../../../_images/wedge_buffers.png

図 27.63 ウェッジバッファ

このアルゴリズムのネイティブ出力はCurvePolygonジオメトリですが、出力フォーマットによっては自動的にセグメント化されてポリゴンとなる場合があります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

方位角(単位は度、北がゼロの時計回り)

AZIMUTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

ウェッジの中央の方位角(度単位)

ウェッジ幅(単位は度)

WIDTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 45.0

バッファの幅(度単位)。ウェッジは方位角の方向の両側にこの角度の半分ずつで広がります。

../../../../_images/wedge_buffers_azimuth_width.png

図 27.64 ウェッジバッファの方位角と幅の値

外径

OUTER_RADIUS

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

ウェッジの外側の サイズ (長さ):この「サイズ」は、原点からくさび形の端までの長さを意味します。

内径

オプション

INNER_RADIUS

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

内側の半径の値。0 の場合、ウェッジは原点から始まります。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(ウェッジバッファの)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:wedgebuffers

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.18. ドロネー三角分割

入力ポイントレイヤに対応するドロネー三角分割のポリゴンレイヤを作成します。

../../../../_images/delaunay.png

図 27.65 ポイントのドロネー三角分割

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

ドロネー三角分割

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ドロネー三角分割

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(ドロネー三角分割の)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:delaunaytriangulation

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.19. 孔(hole)の削除

ポリゴンレイヤを入力として、ポリゴンの孔を削除します。このアルゴリズムは新しいベクタレイヤを作成しますが、孔のあるポリゴンは外側リングのみのポリゴンに置き換えられます。属性は変更されません。

オプションの最小面積パラメータを使用すると、指定された閾値よりも面積が小さい孔のみを除去できます。このパラメータを 0.0 のままにすると、すべての孔を削除します。

../../../../_images/delete_holes.png

図 27.66 ポリゴンの孔の削除前と削除後

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

この面積より小さな孔を削除

オプション

MIN_AREA

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

この閾値よりも小さい面積の孔のみを削除します。この値を 0.0 とすると、 すべて の孔を削除します。

クリーニング済み出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

クリーニング済み出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(孔が削除された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:deleteholes

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.20. 頂点の高密度化(個数ベース)

ポリゴンまたはラインレイヤを入力として、元の頂点よりも多数の頂点を持ったジオメトリのレイヤを新たに作成します。

ジオメトリがZ座標やM値を持つ場合には、追加された頂点には値が線形補間されます。

新たに各セグメントに追加する頂点数は、入力パラメータで指定します。

../../../../_images/densify_geometry.png

図 27.67 頂点の高密度化の実行前後。赤色の点は頂点を表す

checkbox ライン及びポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

地物あたりの追加頂点数

VERTICES

[数値]

デフォルト: 1

各セグメントに追加する頂点の数

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(頂点が高密度化された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:densifygeometries

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.21. 間隔による高密度化

ポリゴンまたはラインレイヤを入力として、元の頂点よりも多数の頂点を持ったジオメトリのレイヤを新たに作成します。

2つの頂点間の最大距離が指定された距離を超えないよう、余分な頂点を各セグメントの間に規則的に追加配置することによって、ジオメトリの頂点を高密度化します。

ジオメトリがZ座標やM値を持つ場合には、追加された頂点には値が線形補間されます。

間隔の上限に 3 を指定した場合、セグメント [0 0] -> [10 0] は、 [0 0] -> [2.5 0] -> [5 0] -> [7.5 0] -> [10 0] のように変わります。これは、セグメント上に 3 つの追加の頂点が必要で、これらを 2.5 間隔で配置するとセグメント上で等間隔に配置できるためです。

../../../../_images/densify_geometry_interval.png

図 27.68 指定した間隔によるジオメトリの高密度化

checkbox ライン及びポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

頂点の間隔の上限

INTERVAL

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

2つの連続する頂点間の最大距離

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(頂点が高密度化された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:densifygeometriesgivenaninterval

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.22. 融合(dissolve)

ベクタレイヤを入力として、その地物を結合して新しい地物にします。1つ以上の属性を指定して、同じクラスに属する(指定した属性に同じ値を持つ)地物どうしを融合することができます。また、すべての地物を単一の地物へと融合させることもできます。

すべての出力ジオメトリはマルチジオメトリに変換されます。入力がポリゴンレイヤの場合、融合される隣接ポリゴンの共通の境界線は消去されます。オプションの「接していない地物は融合しない」を有効にすると、重なったり接触したりしない地物や部分は、(ひとつのマルチパート地物の部分ではなく)別々の地物としてエクスポートされます。

結果の属性テーブルは、入力レイヤと同じフィールドを持ちます。出力レイヤのフィールドの値は、処理に入力された最初の地物の値です。

../../../../_images/dissolve.png

図 27.69 ひとつのレイヤをひとつのマルチパート地物に融合する

デフォルトメニューベクタ ► 空間演算ツール

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

基準となる属性(複数可)

オプション

FIELD

[テーブルのフィールド:任意] [リスト]

デフォルト: []

選択したフィールド(複数可)に同じ値を持つ地物を、ジオメトリが結合した単一の地物に置き換えます。

フィールドを指定しない場合、すべての地物を融合させ、結果は単一の(マルチパート)地物となります。

../../../../_images/dissolve_field.png

図 27.70 ポリゴンレイヤを共通の属性で融合する(2つのマルチパート地物)

融合ポリゴンの出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

接していない地物は融合しない

NEW in 3.26

SEPARATE_DISJOINT

[ブール値]

デフォルト: False

融合された地物の部分は、(マルチパート地物の部分ではなく)別々の地物としてエクスポートされます。

../../../../_images/dissolve_disjoint.png

図 27.71 ソース(左)、全てを融合(3つの別々の地物 - 右)

../../../../_images/dissolve_disjoint_field.png

図 27.72 ソース(左)、フィールドで融合(5つの別々の地物 - 右)

出力

ラベル

名前

データ型

説明

融合ポリゴンの出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

ジオメトリを融合させた出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:dissolve

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.23. ドレープ(ラスタ値をZ値に代入)

ラスタレイヤ内のバンドからサンプリングした値を使用して、地物ジオメトリが重なる頂点すべてにZ値を設定します。ラスタ値は、オプションでプリセット量によりスケーリングできます。

レイヤにZ値が既にある場合には、新しい値で上書きされます。レイヤがZ値を持たない場合には、ジオメトリがZ次元を持つように更新されます。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

ラスタレイヤ

RASTER

[ラスタ]

Z値となるラスタレイヤ

バンド番号

BAND

[ラスタのバンド]

デフォルト: 1

Z値を取得するラスタのバンド

ラスタのnodata部分もしくは外側にある頂点の値

NODATA

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0

ラスタ(の有効なピクセル)と交差しない頂点に使用する値

縮尺係数

SCALE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

縮尺係数:バンド値にこの値が掛かります。

オフセット

NEW in 3.28

OFFSET

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

オフセット値:「縮尺係数」を適用した後、代数的にバンド値に加算されます。

ドレープ出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(ラスタレイヤからZ値を設定した)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ドレープ出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

ラスタレイヤからZ値を設定した出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:setzfromraster

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.24. M値Z値の削除

入力ジオメトリからM値(measure)やZ値(高度)を削除します。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

M値やZ値を持った入力ベクタレイヤ

M値の削除

DROP_M_VALUES

[ブール値]

デフォルト: False

ジオメトリからM値を削除します

Z値の削除

DROP_Z_VALUES

[ブール値]

デフォルト: False

ジオメトリからZ値を削除します

Z値/M値の削除

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

Z値/M値の削除

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力ベクタレイヤ(M値やZ次元が削除されていることを除けば入力レイヤと同一)

Python コード

Algorithm ID: native:dropmzvalues

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.25. 選択物の隣接ポリゴンの融合(eliminate)

入力レイヤの選択中のポリゴンと、ある隣接するポリゴンの共通境界を消去して結合します。隣接ポリゴンは、面積が最大のもの、または最小のもの、あるいは削除されるポリゴンと最大の共通境界を共有するもののいずれかです。

このアルゴリズムは通常、スライバポリゴン、すなわち境界が似ているが同一ではないポリゴンの交差計算を行った結果生じる小さなポリゴンを除去するために使います。

デフォルトメニューベクタ ► 空間演算ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

結合する隣接ポリゴンの基準

MODE

[列挙型]

デフォルト: なし

選択したポリゴンを削除するために使用するパラメータを以下から選択します:

  • 0 --- 最大の面積

  • 1 --- 最小の面積

  • 2 --- 最大の共通境界

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力結果のポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:eliminateselectedpolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.26. 線をセグメントに分解

ラインレイヤを入力として、新しいラインレイヤを作成します。元レイヤの各ラインは、ラインのセグメントを表すラインの集合によって置き換えられます。

結果レイヤの各ラインには始点と終点のみがあり、その中間の頂点はありません。

../../../../_images/explode_lines.png

図 27.73 元のラインレイヤとセグメント分解後

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

入力レイヤの各セグメントを表した地物を持つ出力ラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:explodelines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.27. 線の延長

ラインの始点と終点において、指定した量だけラインのジオメトリを延長します。

ラインの最初と最後のセグメントの方向を使用してラインを延長します。

../../../../_images/extend_lines.png

図 27.74 赤破線は元レイヤの始点と終点の延長を表す

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

始点の延長分

START_DISTANCE

[数値 dataDefine]

ラインの最初のセグメント(始点)を延長する距離

終点の延長分

END_DISTANCE

[数値 dataDefine]

ラインの最後のセグメント(終点)を延長する距離

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

(線が延長された)出力ラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:extendlines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.28. M値を抽出

ジオメトリからM値を抽出し、地物の属性テーブルに追加します。

デフォルトでは、ジオメトリの最初の頂点のM値のみが抜き出されますが、オプションでジオメトリの頂点すべてのM値の統計量(合計、平均、最大・最小など)を計算することもできます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

計算する統計値

SUMMARIES

[列挙型]

デフォルト: [0]

ジオメトリのM値に関する統計値。次のうちの1つ以上です:

  • 0 --- 最初(First)

  • 1 --- 最後(Last)

  • 2 --- カウント(Count)

  • 3 --- 合計

  • 4 --- 平均

  • 5 --- 中央値

  • 6 --- 標準偏差(母集団)

  • 7 --- 最小値

  • 8 --- 最大

  • 9 --- 範囲(Range)

  • 10 --- 最稀値(Minority)

  • 11 --- 最頻値(Majority)

  • 12 --- 種類(Variety)

  • 13 --- 第1四分位(Q1)

  • 14 --- 第3四分位(Q3)

  • 15 --- 四分位範囲(IQR)

ラスタ値を収納するカラム名の接頭辞

COLUMN_PREFIX

[文字列]

デフォルト: 'm_'

(M値の)出力カラムの接頭辞

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(M値を抽出した)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:extractmvalues

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.29. 特定の点を抽出

ベクタレイヤを入力として、入力ジオメトリの特定の頂点を表すポイントレイヤを作成します。

例えば、このアルゴリズムを使用してジオメトリの最初の頂点や最後の頂点を抽出できます。各ポイントに関連付けられる属性は、その頂点が属する地物の属性と同一です。

「頂点インデックス」パラメータには、抽出したい頂点のインデックスを指定するコンマ区切りの文字列を入力します。最初の点はインデックスの0 に対応し、2番目の頂点はインデックスの1、といった具合です。負のインデックスは、ジオメトリの最後の頂点を探すのに使用します。例えば、インデックスの -1 は最後の頂点に対応し、-2は最後から2番目の頂点、などです。

抽出された頂点には、さらに属性が追加されます。これには、頂点位置の指定(例えば0、-1 など)、元の頂点のインデックス、頂点が含まれていたパートとそのパート内のインデックス(ポリゴンの場合はリングのインデックスも)、元のジオメトリに沿った距離、元のジオメトリの頂点の二等分角度があります。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

頂点インデックス

VERTICES

[文字列]

デフォルト: '0'

抽出したい頂点のインデックスのコンマ区切り文字列

頂点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

頂点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

入力レイヤのジオメトリから抽出した特定の頂点の出力(ポイント)ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:extractspecificvertices

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.30. 頂点を抽出

ベクタレイヤを入力として、入力ジオメトリの頂点を表すポイントレイヤを作成します。

各ポイントに関連付けられる属性は、その頂点が属する地物の属性と同一です。

抽出された頂点には、さらに属性が追加されます。これには、頂点のインデックス(0から始まる)、頂点が含まれていた地物のパートとそのパートのインデックス(ポリゴンの場合はリングのインデックスも)、元のジオメトリに沿った距離、元のジオメトリの頂点の二等分角度があります。

../../../../_images/extract_nodes.png

図 27.75 ラインレイヤとポリゴンレイヤから抽出した頂点

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

頂点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

頂点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

入力レイヤのジオメトリから抽出した頂点の出力(ポイント)ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:extractvertices

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.31. Z値を抽出

ジオメトリからZ値を抽出し、地物の属性テーブルに追加します。

デフォルトでは、ジオメトリの最初の頂点のZ値のみが抜き出されますが、オプションでジオメトリの頂点すべてのZ値の統計量(合計、平均、最大・最小など)を計算することもできます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

計算する統計値

SUMMARIES

[列挙型]

デフォルト: [0]

ジオメトリのZ値に関する統計値。次のうちの1つ以上です:

  • 0 --- 最初(First)

  • 1 --- 最後(Last)

  • 2 --- カウント(Count)

  • 3 --- 合計

  • 4 --- 平均

  • 5 --- 中央値

  • 6 --- 標準偏差(母集団)

  • 7 --- 最小値

  • 8 --- 最大

  • 9 --- 範囲(Range)

  • 10 --- 最稀値(Minority)

  • 11 --- 最頻値(Majority)

  • 12 --- 種類(Variety)

  • 13 --- 第1四分位(Q1)

  • 14 --- 第3四分位(Q3)

  • 15 --- 四分位範囲(IQR)

ラスタ値を収納するカラム名の接頭辞

COLUMN_PREFIX

[文字列]

デフォルト: 'z_'

(Z値の)出力カラムの接頭辞

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(Z値を抽出した)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:extractzvalues

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.32. M値で頂点をフィルタ

M値に基づいて頂点をフィルタリングし、指定した最小値以上、指定した最大値以下のM値を持つ頂点のみによるジオメトリを返します。

最小値を指定しない場合、最大値のみでフィルタリングします。同様に、最大値を指定しない場合には、最小値のみでフィルタリングします。

../../../../_images/filter_zm.png

図 27.76 赤線は、黒線のM値が10以下の頂点のみを表す

checkbox Mが有効な、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

注釈

入力ジオメトリの属性と使用する最大最小値によっては、このアルゴリズムによって作成される結果のジオメトリは無効なジオメトリとなる場合があります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

頂点をフィルタリングしたいラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

最小値

オプション

MIN

[数値 dataDefine]

デフォルト: 未設定

M値の下限値

最大値

オプション

MAX

[数値 dataDefine]

デフォルト: 未設定

M値の上限値

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

フィルタリングされた頂点のみの地物の出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:filterverticesbym

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.33. Z値で頂点をフィルタ

Z値に基づいて頂点をフィルタリングし、指定した最小値以上、指定した最大値以下のZ値を持つ頂点のみによるジオメトリを返します。

最小値を指定しない場合、最大値のみでフィルタリングします。同様に、最大値を指定しない場合には、最小値のみでフィルタリングします。

../../../../_images/filter_zm.png

図 27.77 赤線は、黒線のZ値が10以下の頂点のみを表す

checkbox Zが有効な、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

注釈

入力ジオメトリの属性と使用する最大最小値によっては、このアルゴリズムによって作成される結果のジオメトリは無効なジオメトリとなる場合があります。ジオメトリの有効性を保証するためには、 ジオメトリを修復 アルゴリズムを実行すると良いでしょう。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

頂点をフィルタリングしたいラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

最小値

オプション

MIN

[数値 dataDefine]

デフォルト: 未設定

Z値の下限値

最大値

オプション

MAX

[数値 dataDefine]

デフォルト: 未設定

Z値の上限値

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

フィルタリングされた頂点のみの地物の出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:filterverticesbyz

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.34. ジオメトリを修復

与えられた無効なジオメトリから、入力された頂点を削除することなく有効な表現を作成しようと試みます。既に有効なジオメトリはそのまま返されます。結果は常にマルチパートジオメトリのレイヤとなります。

checkbox Mを有効としない、ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

注釈

M値は出力から削除されます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

修復方法

NEW in 3.28

METHOD

[列挙型]

デフォルト: 1

ジオメトリの修復に使われる方法です。次のいずれかです:

  • 0 -- 「ラインワーク」:すべてのリングをノードを持ったラインの集合に結合し、そのラインワークから有効なポリゴンを抽出します

  • 1 --- 「構造」: まず全てのリングを有効なものにし、次にシェルをマージし、シェルからホールを引いて有効な結果を生成します。ホールとシェルが正しく分類されていることを前提とします。GEOS 3.10以降でビルドされたQGISのバージョンが必要です(ヘルプ ► QGISについて メニューを確認してください)。

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

修正されたジオメトリの出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:fixgeometries

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.35. 右手ルールを強制

ポリゴンで囲まれた領域が境界の右側にあるという、右手ルール(Right-Hand-Rule)を強制的にジオメトリに適用します。具体的には、外側のリングは時計回りの方向に、内側のリングは反時計回りの方向とします。

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

ジオメトリのリングの向きが修正された出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:forcerhr

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.36. 日付変更線で測地線を分割

ラインが日付変更線(経度±180度線)を横切る場合に、ラインを複数の測地線セグメントに分割します。

経度180度線でラインを分割することで、一部の投影法での表示が改善されます。返されるジオメトリは常にマルチパートジオメトリとなります。

入力ジオメトリのラインセグメントが経度180度線を跨ぐたびに、セグメントは2つに分割されます。切断点の緯度は、このセグメントの両側の点を結ぶ測地線を用いて決定されます。この切断点の計算には、現在のプロジェクトの楕円体設定が使用されます。

入力ジオメトリがM値やZ値を持つ場合、経度180度線上に作成される新しい頂点では、M値やZ値が線形補間されます。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

経度180度線でラインが分割された出力ラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:antimeridiansplit

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.37. 式によるジオメトリ

QGIS式を使用して、入力地物の既存のジオメトリを更新(または新たなジオメトリを作成)します。

これにより、QGIS式エンジンの柔軟性を存分に活用して出力地物のジオメトリの操作や作成ができ、ジオメトリの複雑な変更が可能になります。

QGIS式関数のヘルプは、 式ビルダー にある組み込みのヘルプを参照してください。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

出力のジオメトリ型

OUTPUT_GEOMETRY

[列挙型]

デフォルト: 0

出力ジオメトリは式に強く依存しています。例えば、バッファを作成する場合、ジオメトリタイプはポリゴンでなければなりません。次のいずれかを指定します:

  • 0 --- ポリゴン(Polygons)

  • 1 --- ライン

  • 2 --- 点(Point)

出力ジオメトリはZ次元を持つ

WITH_Z

[ブール値]

デフォルト: False

出力ジオメトリがZ次元を持つかどうかを選択します

出力ジオメトリはM値を持つ

WITH_M

[ブール値]

デフォルト: False

出力ジオメトリがM値を持つかどうかを選択します

ジオメトリの式

EXPRESSION

[式]

デフォルト: '$geometry'

使用したいジオメトリ式を入力します。ボタンを押すと式ダイアログが開きます。ダイアログには関連する全ての式・関数がリストされ、ヘルプや使用例も確認できます。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:任意]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:任意]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:geometrybyexpression

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.38. 線上の等間隔点

ラインまたはカーブラインジオメトリに沿って指定の距離で内挿された位置にポイントジオメトリを作成します。

Z値やM値は既存の値から線形補間されます。

マルチパートジオメトリが入力された場合、最初のパートだけが考慮されます。

指定された距離が入力地物の長さよりも大きい場合には、結果となる地物のジオメトリはnull です。

../../../../_images/interpolated_point.png

図 27.78 ラインの始点から500mの位置に補間された点

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

距離

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

ラインの始点からの距離

内挿点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

内挿点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ラインまたはポリゴン境界に沿った指定の距離の位置の出力ポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:interpolatepoint

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.39. マルチパートの上位N個

ポリゴンまたはマルチポリゴンのレイヤを入力として、マルチポリゴンの各地物について面積の大きな n 個のパートのみを残した新しいレイヤを返します。地物のパートが n 個以下の場合には、その地物はコピーされるだけです。

../../../../_images/n_biggest.png

図 27.79 左上から順に、元のマルチパート地物、面積上位1個、2個、3個のパートのみを残したもの

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

ポリゴン(Polygons)

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

マルチパートの構成部分のうち、面積で上位何個を抜き出すか

PARTS

[数値]

デフォルト: 1

残したいパートの数。1 とすると、地物の最大パートのみとなります。

出力ファイル

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力ファイル

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

各地物について、面積の大きなN個のパートの出力ポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:keepnbiggestparts

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.40. ラインの一部の切り出し

(ラインの始点から測った)指定された開始距離と終了距離の間にあるライン(またはカーブ)の部分を返します。

Z値やM値は既存の値から線形補間されます。

マルチパートジオメトリが入力された場合、最初のパートだけが考慮されます。

../../../../_images/substring.png

図 27.80 開始距離を0m、終了距離を250mに設定して切り出されたラインの一部分

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

参考

線の延長

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

始点の延長分

START_DISTANCE

[数値 dataDefine]

出力地物の始点となる、入力ラインに沿った距離

終点の延長分

END_DISTANCE

[数値 dataDefine]

出力地物の終点となる、入力ラインに沿った距離

線分切り出し(Substring)

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

線分切り出し(Substring)

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

出力結果のラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:linesubstring

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.41. 線をポリゴンに変換(lines to polygons)

入力ラインレイヤのラインをポリゴンのリングとして使用したポリゴンレイヤ作成します。

出力レイヤの属性テーブルは、入力レイヤのものと同じです。

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

ポリゴン(Polygons)

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ポリゴン(Polygons)

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力結果のポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:linestopolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.42. 線の結合

マルチラインストリングジオメトリの接続した部分を全て結合させ、単一のラインストリングジオメトリにします。

入力のマルチラインストリングジオメトリの任意の部分が不連続な場合、結果のジオメトリは、結合可能な部分は結合されたラインと、不連続なラインのパートからなるマルチラインストリングになります。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

(線が結合された)出力ラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:mergelines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.43. 最小境界ジオメトリ

入力レイヤの地物を囲むジオメトリを作成します。地物はフィールドでグループ化することができます。グループ化した場合、出力レイヤにはグループ値ごとに1つの地物が含まれます。この地物は、グループ値と一致する値を持つ地物のジオメトリをカバーするジオメトリ(最小バウンディングボックス)を持ちます。

以下の包絡ジオメトリタイプをサポートしています:

  • バウンディングボックス(エンベロープ)

  • 回転長方形

  • 凸包(convex hull)

../../../../_images/minimum_bounding.png

図 27.81 左上から時計回りに、エンベロープ、回転長方形、円、凸包

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

属性

オプション

FIELD

[テーブルのフィールド:任意]

地物はあるフィールドでグループ化できます。グループ化した場合、出力レイヤはグループ値ごとに1つの地物を含みます。この地物は、グループ値とマッチする地物のみをカバーする最小ジオメトリを持ちます。

ジオメトリタイプ

TYPE

[列挙型]

デフォルト: 0

包絡ジオメトリのタイプ。次のいずれかです:

  • 0 --- バウンディングボックス(エンベロープ)

  • 1 --- 最小の回転長方形

  • 2 --- 最小の外接円

  • 3 --- 凸包(convex hull)

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(最小境界の)出力ポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:minimumboundinggeometry

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.44. 最小包含円

入力レイヤの各地物を覆う最小面積の包含円を計算します。

../../../../_images/minimum_enclosing_circles.png

図 27.82 各地物の包含円

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

円のセグメント数

SEGMENTS

[数値]

デフォルト: 72

円を近似するのに使用するセグメントの数。最小値は8、最大値は100000。

最小包含円

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

最小包含円

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力結果のポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:minimumenclosingcircle

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.45. 多重リングバッファ

入力レイヤの地物に対して、固定距離や動的距離を使用した、指定する層数分の多重リング( ドーナツ )バッファを計算します。

../../../../_images/multiringbuffer.png

図 27.83 ライン、ポイント、ポリゴンレイヤに対する多重リングバッファ

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

リングバッファの層数

RINGS

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

リングの数。単一の値(すべての地物に対して同数のリング)とすることもできますし、地物データから取得して設定する(リングの数は地物の値に依存する)こともできます。

リング間の距離(リングの太さ)

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

リング間の距離。単一の値(すべての地物に対して同じリング間距離)とすることもできますし、地物データから取得して設定する(距離は地物の値に依存する)こともできます。

多重リングバッファ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

多重リングバッファ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力結果のポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:multiringconstantbuffer

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.46. マルチパートをシングルパートに変換

入力レイヤのマルチパート地物をシングルパートの地物に分割します。

出力レイヤの属性は元の属性と同じですが、シングルパート地物にも分割されます。

../../../../_images/multipart.png

図 27.84 左:マルチパートのソースレイヤ、右:シングルパートの出力結果

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:multiparttosingleparts

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.47. オフセット線

ラインを指定した距離だけオフセットします。正の値の距離はラインを左に、負の値の距離は右にオフセットします。

../../../../_images/offset_lines.png

図 27.85 青色ラインはソースレイヤ、赤色ラインはオフセットしたもの

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

距離

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10.0

オフセット距離。右にある「データによって定義された上書き」ボタンを使用して、距離を計算するためのフィールドを選択できます。これによって、地物によって異なるオフセット距離を使用することができます( 可変距離バッファ 参照)。

セグメント

SEGMENTS

[数値]

デフォルト: 8

丸みを帯びたオフセットの四分円を近似するために使用するセグメントの数を制御します

継ぎ目スタイル

JOIN_STYLE

[列挙型]

デフォルト: 0

ラインの角をオフセットする場合に使用する継ぎ目スタイルをround、miter、bevelから指定します。オプションは次のとおり:

  • 0 --- Round

  • 1 --- Miter

  • 2 --- Bevel

../../../../_images/buffer_join_style.png

図 27.86 round、miter、bevelのつなぎ目スタイル

miter制限

MITER_LIMIT

[数値]

デフォルト: 2.0

miter継ぎ目を作成する際に使用するオフセットジオメトリからの最大距離を、オフセット距離の係数として設定します(miter継ぎ目スタイルにのみ適用されます)。最小値: 1.0

../../../../_images/buffer_miter_limit.png

図 27.87 10mバッファで制限2の場合と、10mバッファで制限1の場合

オフセット

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(オフセットの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

オフセット

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

(オフセットの)出力ラインレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:offsetline

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.48. 最小の回転長方形

入力レイヤの各地物を覆う最小面積の回転長方形を計算します。

../../../../_images/oriented_minimum_bounding_box.png

図 27.88 最小の回転長方形

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

BBoxの出力

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

BBoxの出力

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力結果のポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:orientedminimumboundingbox

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.49. ジオメトリの直交化

入力のラインまたはポリゴンレイヤのジオメトリの直交化を試みます。この処理は、ジオメトリ内のすべての角が直角または直線となるようにジオメトリ内の頂点を移動させます。

../../../../_images/orthogonize.png

図 27.89 青色はソースレイヤ、赤色ラインは直交化の結果

checkbox ライン及びポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

最大許容角(度)

ANGLE_TOLERANCE

[数値]

デフォルト: 15

頂点が調整されうる直角または直線からの最大偏差を指定します。許容範囲が小さいと、すでに直角に近い頂点だけが調整されます。許容範囲が大きいと、直角から大きく外れた頂点も調整されます。

アルゴリズムの最大反復回数

MAX_ITERATIONS

[数値]

デフォルト: 1000

最大反復回数により大きな数を設定すると、処理時間はかかりますが、より直交したジオメトリが得られます。

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

直交化結果の出力ポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:orthogonalize

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.50. 内部保証点(point on surface)

入力レイヤの各地物について、地物ジオメトリ上にあることが保証されたポイントを返します。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

参考

重心

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

マルチパートの場合に各パートに点を作成

ANGLE_TOLERANCE

[ブール値 dataDefine]

チェックした場合、ジオメトリの各パートにポイントを作成します。

点(Point)

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポイントベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

点(Point)

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

出力結果のポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:pointonsurface

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.51. ジオメトリに沿った点群

ラインまたはポリゴンのジオメトリに沿って等間隔のポイント群を作成します。作成したポイントには、ジオメトリに沿った距離やポイント位置でのラインの方向角の属性が新たに追加されます。

オプションで開始と終了のオフセットを指定できます。これは、ポイントを作成するジオメトリの開始位置と終了位置の距離を制御します。

../../../../_images/points_along_line.png

図 27.90 ソースラインレイヤにそって作成されたポイント群

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

距離

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

ラインに沿った2つの連続するポイント間の距離

開始オフセット

START_OFFSET

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

入力ラインの始点からの距離で、最初に作成されるポイントの位置を表します。

終了オフセット

END_OFFSET

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

入力ラインの終点からの距離で、これより先にはポイント地物が作成されません。

内挿点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

内挿点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

入力レイヤのラインまたはポリゴン境界に沿って地物が配置されたポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:pointsalonglines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.52. 近隣点を散らす

指定された近接距離に関して近接するポイント地物を探し出して、それらの重心を中心とする円周上に放射状にポイントを分布させます。重なり合った地物を散らすのに便利なツールです。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

近隣点とみなす距離

PROXIMITY

[数値]

デフォルト: 1.0

この距離以下のポイント地物どうしは近接しているとみなします。近接した地物はまとめて散らされます。

近隣点を配置する円の半径

DISTANCE

[数値]

デフォルト: 1.0

近接した地物が配置される円の半径

2点の場合は水平方向に散らす

HORIZONTAL

[ブール値]

デフォルト: False

近接したポイントが2点だけの場合には、円周上で垂直方向ではなく水平方向に配置します。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

出力ポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:pointsdisplacement

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.53. 到達不能極(PIA)

ポリゴンレイヤについて、到達不能極、すなわちポリゴンの境界から最も離れた内部点を計算します。

このアルゴリズムでは、 'polylabel' アルゴリズム(Vladimir Agafonkin, 2016)を使用します。これは、指定した許容範囲内で真の到達不能極を見つけることが保証された反復的なアプローチのアルゴリズムです。より正確な許容範囲(低い値)では、より多くの反復回数を必要とし、計算時間が長くなります。

計算された極からポリゴン境界までの距離は、出力レイヤで新しい属性として保存されます。

../../../../_images/pole_inaccessibility.png

図 27.91 到達不能極(PIA)

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ベクタレイヤ

許容範囲

TOLERANCE

[数値]

デフォルト: 1.0

計算上の許容範囲の設定

点(Point)

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

点(Point)

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

出力結果のポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:poleofinaccessibility

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.54. ポリゴン化(Polygonize)

ポリゴンレイヤを作成します。レイヤの地物の境界は、ラインレイヤの 閉じた 地物から生成されます。

../../../../_images/polygonize1.png

図 27.92 閉じたラインから生成されたポリゴン(黄色)

注釈

ポリゴンに変換するため、ラインレイヤは閉じた形でなければなりません。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

ラインレイヤのテーブル構造を維持する

オプション

KEEP_FIELDS

[ブール値]

デフォルト: False

チェックを入れると、入力レイヤのフィールドを引き継ぎます(テーブル構造のみで、値は引き継ぎません)

ポリゴン(Polygons)

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポリゴンベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ポリゴン(Polygons)

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

ラインから生成された出力結果のポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:polygonize

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.55. ポリゴンを線に変換

ポリゴンレイヤを入力として、ラインレイヤを作成します。ラインは入力レイヤ内のポリゴンの境界を表します。

出力レイヤの属性テーブルは、入力レイヤのものと同じです。

../../../../_images/polygon_to_lines.png

図 27.93 黒色のラインはアルゴリズムの結果

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

線レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

線レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

ポリゴンから生成された出力結果のラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:polygonstolines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.56. 投影点(デカルト座標)

指定した距離と方向(方位角)でポイントジオメトリを投影します。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

方位(北を0とする角度)

BEARING

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

北向きから時計回りに測った角度。単位は度 (°)

距離

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

ジオメトリをオフセットさせる距離。長さはレイヤの単位。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ポイントベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

(投影された)出力ポイントベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:projectpointcartesian

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.57. マルチパートに強制変換

シングルパートジオメトリのベクタレイヤを入力として、すべてのジオメトリがマルチパートのベクタレイヤを新たに作成します。

すでにマルチパートの入力地物はそのままで変更はありません。

このアルゴリズムを使用すると、マルチパート地物を必要とするデータプロバイダに対応するために、ジオメトリを強制的にマルチパートタイプに変換することができます。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力結果のマルチパートベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力結果のマルチパートベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:promotetomulti

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.58. 長方形・楕円・ダイヤモンド

入力ポイントレイヤの各地物について、長方形、楕円、またはダイヤモンド形のバッファ領域を作成します。

形状パラメータは全ての地物について一定値とすることもできますが、フィールドや式を使用して動的に設定することもできます。

../../../../_images/rectangles_ovals_diamond_variable.png

図 27.94 動的パラメータを使用した、さまざまなバッファ形状

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

Shape

SHAPE

[列挙型]

使用する形状。次のいずれかです:

  • 0 --- 四角形

  • 1 --- 楕円形(Oval)

  • 2 --- ダイヤモンド(Diamond)

WIDTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

バッファ形状の幅

高さ

HEIGHT

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

バッファ形状の高さ

回転

オプション

ROTATION

[数値 dataDefine]

デフォルト: なし

バッファ形状の回転量

セグメント

SEGMENTS

[数値]

デフォルト: 36

円全体のセグメント数( 楕円 形状で使用)

ポリゴン(Polygon)

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ポリゴン(Polygon)

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(バッファ形状の)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:rectanglesovalsdiamonds

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.59. 重複する頂点の削除

頂点を削除してもジオメトリが縮退しないような重複した頂点を地物から削除します。

許容範囲パラメータは、頂点が重複しているかを判定する際の座標の許容誤差を指定します。

デフォルトでは、重複を検出する際にZ値は考慮しません。例えば、同じXY座標でZ値は異なる2つの頂点は、やはり重複しているとみなされ、頂点の1つは削除されます。 Z値を使用する パラメータがtrue の場合にはZ値も比較され、XとYは同じだがZは異なる頂点は削除されなくなります。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

注釈

頂点の重複は、マルチパートジオメトリの異なるパート間ではチェックされません。例えば、ポイントが重複しているマルチポイントジオメトリは、このアルゴリズムでは変更されません。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

許容範囲

TOLERANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.000001

指定した距離よりも近い頂点は重複しているとみなします

Z値を使用する

USE_Z_VALUE

[ブール値 dataDefine]

デフォルト: False

Z値を使用する パラメータがtrueの場合にはZ値も比較され、XとYは同じだがZは異なる頂点は削除されなくなります。

クリーニング済み出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

クリーニング済み出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(重複する頂点が削除された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:removeduplicatevertices

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.60. NULLジオメトリの削除

ジオメトリを持たない地物をベクタレイヤから削除します。ジオメトリを持っている地物はそのままコピーされます。

NULLジオメトリの地物は別のレイヤに保存できます。

空ジオメトリも削除する にチェックを入れると、このアルゴリズムは座標を持っていない、すなわちジオメトリが空の地物を削除します。この場合、「NULLジオメトリの出力レイヤ」にもこのオプションが反映され、レイヤにはNULLジオメトリの地物と空のジオメトリの地物の両方が含まれるようになります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

(NULLでないジオメトリを含む)入力ベクタレイヤ

空ジオメトリも削除する

REMOVE_EMPTY

[ブール値]

NULLジオメトリでない地物の出力レイヤ

OUTPUT

オプション

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

NULLでない(かつ空でない)ジオメトリの出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

NULLジオメトリの出力レイヤ

オプション

NULL_OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [出力をスキップ]

NULLジオメトリ(あるいは空ジオメトリ)の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

NULLジオメトリの出力レイヤ

NULL_OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(NULLジオメトリの、オプションを選択した場合には空ジオメトリも含む)出力ベクタレイヤ

NULLジオメトリでない地物の出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(NULLジオメトリではない、かつオプションを選択した場合には空ジオメトリでもない)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:removenullgeometries

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.61. 線の向きの反転

ラインレイヤの向きを反転します。

../../../../_images/reverse_line.png

図 27.95 線の向きの反転前と反転後

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

(線の向きが反転した)出力ラインベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:reverselinedirection

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.62. ジオメトリの回転

地物ジオメトリを指定された角度だけ時計回りに回転させます。回転は各地物の重心を中心に行われますが、オプションとして指定した単一の点を中心に回転させることもできます。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

回転する角度(時計回り、単位は度)

ANGLE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

度単位で表した回転角度

回転の中心

オプション

ANCHOR

[ポイント]

デフォルト: なし

地物の回転中心となる点のXY座標。指定されていない場合は、各地物の重心の周りに回転します。

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(ジオメトリが回転した)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

回転したジオメトリの出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:rotatefeatures

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.63. 丸み係数

NEW in 3.24

各地物の丸み係数を計算して新しいフィールドに格納します。入力ベクタレイヤはポリゴンを格納している必要があります。

ポリゴンの丸み係数は、4π × ポリゴンの面積 / 周囲長² と定義されます。丸み係数の値は0と1の間です。完全な円の丸み係数は1で、完全に平らなポリゴンの丸み係数は0です。

注釈

アルゴリズムはマルチパートポリゴン地物にNULLを返します。

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ベクタレイヤ

丸み係数

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(丸み係数フィールドを持った)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

丸み係数値をフィールドに持った、出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:roundness

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.64. 曲線のセグメント化(角度)

曲線部分を直線化することで、ジオメトリをセグメント化します。

セグメント化は、直線化されるジオメトリ上の頂点間の最大許容半径角度(元の円弧の曲率中心と、直線化されたジオメトリ上の連続する出力頂点がなす角度)を指定することによって実行されます。湾曲していないジオメトリはそのまま、変更されません。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

セグメントの最大許容角度(単位は度)

ANGLE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 5.0

直線化されたジオメトリ上の頂点間の最大許容中心角

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(セグメント化されたジオメトリの)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

セグメント化されたジオメトリの出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:segmentizebymaxangle

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.65. 曲線のセグメント化(距離)

曲線部分を直線化することで、ジオメトリをセグメント化します。

セグメント化は、元の曲線とセグメント化した直線との最大許容距離を指定することによって実行されます。湾曲していないジオメトリはそのまま、変更されません。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

最大許容距離

DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

元の曲線とセグメント化された直線の間の最大許容オフセット距離(レイヤの距離単位)

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(セグメント化されたジオメトリの)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

セグメント化されたジオメトリの出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:segmentizebymaxdistance

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.66. M値の設定

レイヤのジオメトリにM値を設定します。

レイヤにM値が既にある場合には、新しい値で上書きされます。レイヤがM値を持たない場合には、ジオメトリがM値を持つように更新され、すべてのジオメトリのM値を指定した値で初期化します。

checkbox Mが有効な、ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

Tip

identify地物情報表示 ボタンを使用すると、追加されたM値を確認できます。値は 地物情報 ダイアログ内にあります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

M値

M_VALUE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

地物ジオメトリに設定するM値

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(M値がジオメトリに設定された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:setmvalue

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.67. ドレープ(ラスタ値をM値に代入)

ラスタレイヤ内のバンドからサンプリングした値を使用して、地物ジオメトリが重なる頂点すべてにM値を設定します。ラスタ値は、オプションでプリセット量によりスケーリングできます。

レイヤにM値が既にある場合には、新しい値で上書きされます。レイヤがM値を持たない場合には、ジオメトリがM値を持つように更新されます。

checkbox Mが有効な、ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

ラスタレイヤ

RASTER

[ラスタ]

M値となるラスタレイヤ

バンド番号

BAND

[ラスタのバンド]

デフォルト: 1

M値を取得するラスタのバンド

ラスタのnodata部分もしくは外側にある頂点の値

NODATA

[数値 dataDefine] デフォルト: 0.0

ラスタ(の有効なピクセル)と交差しない頂点に使用する値

縮尺係数

SCALE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

縮尺係数:バンド値にこの値が掛かります。

オフセット

NEW in 3.28

OFFSET

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

オフセット値:「縮尺係数」を適用した後、代数的にバンド値に加算されます。

ドレープ出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(ラスタレイヤからM値を設定した)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ドレープ出力

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(M値を設定した)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:setmfromraster

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.68. Z値の設定

レイヤのジオメトリにZ値を設定します。

レイヤにZ値が既にある場合には、新しい値で上書きされます。レイヤがZ値を持たない場合には、ジオメトリがZ値を持つように更新され、すべてのジオメトリのZ値を指定した値で初期化します。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

Tip

identify地物情報表示 ボタンを使用すると、追加されたZ値を確認できます。値は 地物情報 ダイアログ内にあります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

Z値

Z_VALUE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

地物ジオメトリに設定するZ値

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(Z値を設定した)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:setzvalue

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.69. ジオメトリの簡素化

ラインまたはポリゴンレイヤのジオメトリを簡素化します。このアルゴリズムは入力レイヤと同じ地物の新しいレイヤを作成しますが、ジオメトリの頂点数は入力レイヤよりも少なくなります。

このアルゴリズムでは、距離ベース("Douglas-Peucker" アルゴリズム)、面積ベース("Visvalingam" アルゴリズム)、グリッドにスナップの中から簡素化の方法を選択できます。

../../../../_images/simplify_geometries.png

図 27.96 左上から時計回りに、ソースレイヤと、簡素化許容値を順に大きくした結果

checkbox ライン及びポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

簡素化の方法

METHOD

[列挙型]

デフォルト: 0

簡素化の方法。次のいずれかです:

  • 0 --- 距離ベース(Douglas-Peucker)

  • 1 --- グリッドにスナップ

  • 2 --- 面積ベース(Visvalingam)

許容範囲

TOLERANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

許容量の閾値(レイヤの距離単位)。2つの頂点間の距離が許容値以下の場合には、セグメントは簡素化され、頂点が削除されます。

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(簡素化された)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(簡素化された)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:simplifygeometries

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.70. 片側バッファ

ラインに対して、ラインの片側のみに指定した距離のバッファを作成します。

バッファは常にポリゴンレイヤとなります。

../../../../_images/single_side_buffer.png

図 27.97 同じベクタラインレイヤに対する左側バッファと右側バッファ

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

距離

DISTANCE

[数値]

デフォルト: 10.0

バッファの距離

位置(どちら側か)

SIDE

[列挙型]

デフォルト: 0

どちら側にバッファを作成するか。次のいずれかです:

  • 0 -- 左

  • 1 -- 右

セグメント

SEGMENTS

[数値]

デフォルト: 8

丸みを帯びたオフセットの四分円を近似するために使用するセグメントの数を制御します

継ぎ目スタイル

JOIN_STYLE

[列挙型]

デフォルト: 0

ラインの角をオフセットする場合に使用する継ぎ目スタイルをround、miter、bevelから指定します。オプションは次のとおり:

  • 0 --- Round

  • 1 --- Miter

  • 2 --- Bevel

../../../../_images/buffer_join_style.png

図 27.98 round、miter、bevelのつなぎ目スタイル

miter制限

MITER_LIMIT

[数値]

デフォルト: 2.0

miter継ぎ目を作成する際に使用するオフセットジオメトリからの最大距離を、オフセット距離の係数として設定します(miter継ぎ目スタイルにのみ適用されます)。最小値: 1.0

../../../../_images/buffer_miter_limit.png

図 27.99 10mバッファで制限2の場合と、10mバッファで制限1の場合

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(バッファの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(バッファの)出力ポリゴンレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:singlesidedbuffer

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.71. スムージング

地物ジオメトリに 頂点や角 をさらに追加することによって、ラインまたはポリゴンレイヤのジオメトリをスムージングします。

反復パラメータは、各ジオメトリに適用されるスムージングの反復回数を指定します。反復回数が多いほどジオメトリは滑らかになりますが、ジオメトリ内のノード数は多くなります。

../../../../_images/smooth_geometry_1.png

図 27.100 反復回数を増加させるとジオメトリはより滑らかになる

オフセットパラメータは、平滑化されたジオメトリが元のジオメトリにどれだけ「ぴったりと」追従するかを制御します。値を小さくするとよりぴったりと合い、値を大きくすると緩めのフィットとなります。

../../../../_images/smooth_geometry_2.png

図 27.101 青:入力レイヤ。赤色線はオフセット値0.25、緑色線はオフセット値0.50の結果

スムージングの最大角度パラメータを使用すると、角度の大きい頂点はスムージングしないようにできます。セグメントの角度がこれより大きいノードは平滑化されません。例えば最大角度を90度以下に設定すると、ジオメトリの直角部分は維持されます。

checkbox ライン及びポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン、ポリゴン]

ラインまたはポリゴンの入力ベクタレイヤ

反復

ITERATIONS

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

反復回数を増加させるとジオメトリはより滑らかになります(頂点数が増えます)

オフセット

OFFSET

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.25

この値を大きくすると、スムージングされたラインまたは境界は入力のラインまたは境界からさらに離れた場所に 移動 します

スムージングの最大角度

MAX_ANGLE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 180.0

この値よりも小さい角度の頂点がスムージングされます

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(スムージングされた)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(スムージングされた)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:smoothgeometry

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.72. ジオメトリをレイヤにスナップ

レイヤ内のジオメトリを他のレイヤまたは同じレイヤのジオメトリにスナップさせます。

マッチングは許容距離に基づいて行われ、ジオメトリが参照ジオメトリにマッチするように、必要に応じて頂点が追加または削除されます。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

スナップで参照するレイヤ

REFERENCE_LAYER

[ベクタ:任意]

スナップさせたいベクタレイヤ

許容範囲

TOLERANCE

[数値]

デフォルト: 10.0

入力レイヤの頂点が参照レイヤのジオメトリにどれだけ近ければスナップさせるかを制御します

動作ルール

BEHAVIOR

[列挙型]

デフォルト: 0

スナップは既存の頂点またはセグメント(移動させたい頂点に最も近いセグメント上の点)に対して実行されます。利用可能なスナップオプションは以下のとおりです:

  • 0 --- ノードの整列を優先し、必要に応じて頂点を追加する

    セグメントが頂点よりも近い場合でも、頂点にスナップすることを優先します。許容範囲内であれば、ジオメトリが正確に追従するように新しい頂点が挿入されます。

  • 1 --- 最近傍点を優先し、必要に応じて頂点を追加する

    頂点やセグメントに関係なく、最も近い点にスナップします。許容範囲内であれば、ジオメトリが正確に追従するように新しい頂点が挿入されます。

  • 2 --- ノードの整列を優先するが、頂点は追加しない

    セグメントが頂点よりも近い場合でも、頂点にスナップすることを優先します。新しい頂点は追加されません。

  • 3 --- 最近傍点を優先するが、頂点は追加しない

    頂点やセグメントに関係なく、最も近い点にスナップします。新しい頂点は追加されません。

  • 4 --- エンドポイントのみ移動し、ノードの整列を優先する

    ラインの始点・終点のみスナップ(ポイント地物もスナップします。ポリゴン地物は変更されません)し、頂点にスナップすることを優先します。

  • 5 --- エンドポイントのみ移動し、最近傍点を優先する

    ラインの始点・終点のみスナップ(ポイント地物もスナップします。ポリゴン地物は変更されません)し、最も近い点にスナップします。

  • 6 --- エンドポイントはエンドポイントだけにスナップする

    ラインの始点・終点のみ、他のラインの始点・終点にスナップさせます。

  • 7 --- アンカーノードにスナップする(単一レイヤの場合だけ)

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(スナップした)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(スナップした)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:snapgeometries

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.73. 点をグリッドにスナップ

ベクタレイヤのジオメトリの座標を変更し、すべてのポイントまたは頂点をグリッドの最近傍点にスナップさせます。

スナップしたジオメトリが計算できない(またはジオメトリが完全に潰れてしまう)場合には、地物のジオメトリが消去されます。

スナップはX軸、Y軸、Z軸、M値に基づいて実行できます。任意の軸のグリッド間隔を 0 とすると、その軸ではスナップしません。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

注釈

一部の例外的なケースでは、グリッドへのスナップによって不正なジオメトリが生じる場合があります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

X軸のグリッド間隔

HSPACING

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

X軸方向のグリッドの間隔

Y軸のグリッド間隔

VSPACING

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

Y軸方向のグリッドの間隔

Z軸のグリッド間隔

ZSPACING

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

Z軸方向のグリッドの間隔

M値のグリッド間隔

MSPACING

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

M値のグリッドの間隔

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(スナップした)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(スナップした)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:snappointstogrid

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.74. 最大長で線を切断

ライン(またはカーブ)を入力として、各地物を複数のパートに分割します。各パートの長さは、指定された最大長さです。分割された新しいラインのパートの始点と終点におけるZ値やM値は、既存の値から線形補間されます。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

線の最大長

LENGTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10.0

出力結果のラインの最大長さ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

新しいラインベクタレイヤ。各地物ジオメトリの長さは、LENGTH パラメータで指定した長さ以下です。

Python コード

Algorithm ID: native:splitlinesbylength

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.75. ジオメトリの空間分割

ジオメトリを空間的に分割します。返されるジオメトリは、元のジオメトリを分割したものを含むコレクションとなり、各部分は指定した最大頂点数以下となります。

このアルゴリズムは、ある複雑なジオメトリをより単純な部分に分割する際に役立ちます。これにより空間インデックスが簡単になり、空間演算をより高速に実行できます。カーブジオメトリは、空間分割の前にセグメント化されます。

../../../../_images/subdivide.png

図 27.102 左:入力レイヤ、中:最大頂点数100、右:最大頂点数200

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

注釈

ジオメトリの空間分割によって、無効なジオメトリパートが生成されたり、自己交差を含む場合があります。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

各部分の最大頂点数

MAX_NODES

[数値 dataDefine]

デフォルト: 256

新しい各ジオメトリパートが持つことのできる最大頂点数。値を大きくすると、 ジオメトリパート の数は少なくなります。

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(空間分割された)出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:subdivide

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.76. 座標のXY入れ替え

入力ジオメトリのX座標とY座標の値を入れ替えます。

このアルゴリズムは、誤って緯度と経度の値を逆にしてしまったジオメトリの修復に使えます。

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

(座標のXYを入れ替えた)出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:swapxy

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.77. テイパードバッファ

指定された始点と終点のバッファ直径を使用して、ラインジオメトリに沿って幅が変化するバッファを作成します。

../../../../_images/tapered_buffer.png

図 27.103 テイパードバッファの例

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

始点における直径

START_WIDTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

ライン地物の始点におけるバッファの直径

終点における直径

END_WIDTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

ライン地物の終点におけるバッファの直径

セグメント

SEGMENTS

[数値 dataDefine]

デフォルト: 16

丸みを帯びたオフセットの四分円を近似するために使用するセグメントの数を制御します

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(バッファの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

(バッファの)出力ポリゴンレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:taperedbuffer

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.78. テッセレーション

ポリゴンジオメトリのレイヤをテッセレーションし、三角形の構成要素に分割します。

出力レイヤは、各入力地物に関するマルチポリゴンジオメトリのレイヤです。各マルチポリゴンは、複数の三角形ポリゴン要素で構成されます。

../../../../_images/tessellated.png

図 27.104 テッセレーションされたポリゴン(右)

checkbox ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力のマルチポリゴン(MultiPolygonZ)レイヤ

Python コード

Algorithm ID: 3d:tessellate

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.79. トランセクト

(マルチ)ラインストリングの頂点にトランセクトを作成します。

トランセクトとは、入力されたポリライン(の頂点位置)に対してある角度(デフォルトでは垂直)を向いた線のことです。

入力地物のフィールドはトランセクトのフィールドにも引き継がれ、以下の新しいフィールドも追加されます:

  • TR_FID: 元の地物のID

  • TR_ID: トランセクトのID。各トランセクトは一意なIDを持ちます

  • TR_SEGMENT: ラインストリングのセグメントのID

  • TR_ANGLE: 頂点位置での元のラインからの角度(度単位)

  • TR_LENGTH: トランセクトの全長

  • TR_ORIENT: トランセクトを作成する側(ラインの左、右または両側)

../../../../_images/transect.png

図 27.105 赤点線は入力ラインレイヤのトランセクト

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

トランセクトの長さ

LENGTH

[数値 dataDefine]

デフォルト: 5.0

マップ単位で表したトランセクトの長さ

元の線との角度(度)

ANGLE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 90.0

トランセクトの角度が変更できます

トランセクトを作成する側(線の進行方向から見て)

SIDE

[列挙型]

トランセクトを作成する側。オプションは次のとおり:

  • 0 --- 左

  • 1 --- 右

  • 2 --- 両側

トランセクト

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ラインレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

トランセクト

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

出力のラインレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:transect

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.80. 平行移動(translate)

あらかじめ定義したX、Yの変位分だけオフセットすることで、レイヤ内のジオメトリを移動させます。

ジオメトリにあるZ座標やM値も移動させることができます。

../../../../_images/translate_geometry.png

図 27.106 点線は入力レイヤのジオメトリを平行移動させたものを表す

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

オフセット距離(X軸)

DELTA_X

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

X軸方向に適用する移動量

オフセット距離(Y軸)

DELTA_Y

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

Y軸方向に適用する移動量

オフセット距離(Z軸)

DELTA_Z

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

Z軸方向に適用する移動量

オフセット距離(M値)

DELTA_M

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

M値に適用する移動量

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:translategeometry

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.81. 可変幅バッファ(M値使用)

ラインジオメトリのM値を各頂点におけるバッファの直径として使用した、ラインに沿って幅が変化するバッファを作成します。

../../../../_images/variable_buffer_m.png

図 27.107 可変幅バッファの例

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

セグメント

SEGMENTS

[数値 dataDefine]

デフォルト: 16

バッファの四分円のセグメント数。単一の値(すべての地物に対して同じ値)とすることもできますし、地物データから取得して設定する(値は地物の属性に依存する)こともできます。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(バッファの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

可変幅バッファのポリゴンレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:bufferbym

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.18.82. ボロノイ多角形

ポイントレイヤを入力として、入力ポイントに対応するボロノイポリゴン(ティーセンポリゴンとも呼ばれる)のポリゴンレイヤを作成します。

あるボロノイポリゴン内の任意の地点から最も近いポイントは、そのポリゴンに関連付けられたポイントです。

../../../../_images/voronoi1.png

図 27.108 ボロノイ多角形

デフォルトメニューベクタ ► ジオメトリツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

バッファ領域(領域に対する%単位)

BUFFER

[数値]

デフォルト: 0.0

出力レイヤの範囲は入力レイヤの範囲よりもこの分だけ大きくなります

ボロノイ多角形

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

(ボロノイポリゴンの)出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ボロノイ多角形

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポイントベクタレイヤに対するボロノイポリゴン

Python コード

Algorithm ID: qgis:voronoipolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。