27.1.16. ベクタ作成

27.1.16.1. オフセット線の配列

レイヤ内のライン地物をオフセットしたものを複数作成することによって、ライン地物のコピーを作成します。新しいラインはそれぞれ、指定された距離ずつオフセットされます。

正の値の距離はラインを左にオフセットし、負の値の距離は右にオフセットします。

../../../../_images/offset_lines_array.png

図 27.36 青色ラインはソースレイヤ、赤色ラインはオフセットされたもの

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

オフセットの作成に使用する入力ラインベクタレイヤ

コピーの数

COUNT

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10

各地物について作成したいオフセットのコピーの数

ステップ距離

OFFSET

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

2つの連続するオフセットのコピー間の距離

オフセット線

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

オフセット地物の出力ラインレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

セグメント

SEGMENTS

[数値]

デフォルト: 8

丸みを帯びたオフセットの四分円を近似するために使用するセグメントの数

継ぎ目スタイル

JOIN_STYLE

[列挙型]

デフォルト: 0

ラインの角をオフセットするときの継ぎ目スタイルの指定。次のいずれかです:

  • 0 --- Round

  • 1 --- Miter

  • 2 --- Bevel

../../../../_images/buffer_join_style.png

図 27.37 round、miter、bevelの継ぎ目スタイル

miter制限

MITER_LIMIT

[数値]

デフォルト: 2.0

miter継ぎ目を作成する際に使用するオフセットジオメトリからの最大距離を、オフセット距離の係数として設定します(miter継ぎ目スタイルにのみ適用されます)。最小値: 1.0

../../../../_images/buffer_miter_limit.png

図 27.38 10mバッファで制限2の場合と、10mバッファで制限1の場合

出力

ラベル

名前

データ型

説明

オフセット線

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

オフセット地物の出力ラインレイヤ。元の地物もコピーされます。

Python コード

Algorithm ID: native:arrayoffsetlines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.2. 平行移動した地物の配列

入力レイヤの地物を平行移動させたコピーを複数作成します。各コピーは地物をX、Y、Z軸方向に指定間隔で段階的に移動させたものです。

ジオメトリに存在するM値も変換できます。

../../../../_images/translate_array.png

図 27.39 入力レイヤは青色、平行移動した地物の出力レイヤは赤色

checkbox ポイント、ライン、ポリゴン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

平行移動させたい入力ベクタレイヤ

コピーの数

COUNT

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10

各地物について作成したいコピーの数

ステップ距離(X軸)

DELTA_X

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

X軸方向に適用する移動量

ステップ距離(Y軸)

DELTA_Y

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

Y軸方向に適用する移動量

ステップ距離(Z軸)

DELTA_Z

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

Z軸方向に適用する移動量

ステップ距離(M値)

DELTA_M

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

M値に適用する移動量

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

平行移動させた地物の出力ベクタレイヤ。元の地物もコピーされます。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

  • レイヤに追加...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

平行移動させた地物の出力ベクタレイヤ。元の地物もコピーされます。

Python コード

Algorithm ID: native:arraytranslatedfeatures

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.3. グリッドを作成

指定した範囲を覆うグリッドのベクタレイヤを作成します。グリッドのセルは以下のように様々な形状があります:

../../../../_images/create_grid.png

図 27.40 様々なグリッドセル形状

グリッドの各要素のサイズは、水平方向・垂直方向の間隔を使用して定義されます。

出力レイヤのCRSを指定する必要があります。

グリッドの範囲と間隔の値は、このCRSの座標と長さ単位で表されている必要があります。

デフォルトメニューベクタ ► 調査ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

グリッドタイプ

TYPE

[列挙型]

デフォルト: 0

グリッドの形状。次のいずれかです:

  • 0 --- 点(Point)

  • 1 --- ライン

  • 2 --- 長方形(Polygon)

  • 3 --- 菱形(Polygon)

  • 4 --- 六角形(Polygon)

グリッドの範囲

EXTENT

[範囲]

グリッドの範囲

利用できる方法:

  • レイヤーから計算...: 現在のプロジェクトに読み込まれたレイヤの範囲を使用します。

  • レイアウトマップから計算...: アクティブなプロジェクト内の レイアウト地図アイテム の範囲を使用します。

  • ブックマークから計算...:保存された ブックマーク の範囲を使用します。

  • 現在のキャンバス領域を使用

  • キャンバスに描画: 考慮する領域を区切る矩形をクリック&ドラッグします。

  • xmin, xmax, ymin, ymax として座標を入力

水平方向の間隔

HSPACING

[数値]

デフォルト: 1.0

グリッドのセルのX軸方向サイズ

垂直方向の間隔

VSPACING

[数値]

デフォルト: 1.0

グリッドのセルのY軸方向サイズ

水平方向の重なり

HOVERLAY

[数値]

デフォルト: 0.0

2つの連続するグリッドセルのX軸方向の重なり距離

垂直方向の重なり

VOVERLAY

[数値]

デフォルト: 0.0

2つの連続するグリッドセルのY軸方向の重なり距離

出力グリッドのCRS

CRS

[crs]

デフォルト: プロジェクトCRS

グリッドに適用する座標参照系

グリッド

OUTPUT

[ベクタ:任意]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

結果のグリッドベクタレイヤ。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

グリッド

OUTPUT

[ベクタ:任意]

結果のグリッドベクタレイヤ。出力のジオメトリタイプ(ポイント、ライン、ポリゴン)は グリッドタイプ によります。

Python コード

Algorithm ID: native:creategrid

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.4. テーブルから点レイヤを作成

座標フィールドを含むカラムを持つテーブルから、ポイントレイヤを作成します。

X、Y座標に加えて、Z座標やM値のフィールドも指定できます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤまたはテーブル

X属性

XFIELD

[テーブルのフィールド:任意]

X座標のフィールド

Y属性

YFIELD

[テーブルのフィールド:任意]

Y座標のフィールド

Z属性

オプション

ZFIELD

[テーブルのフィールド:任意]

Z座標のフィールド

M値の属性

オプション

MFIELD

[テーブルのフィールド:任意]

M値のフィールド

ラスタのCRS

TARGET_CRS

[crs]

デフォルト: EPSG:4326

レイヤに使用する座標参照系。指定した座標値は、この座標参照系に対応したものであることが想定されます。

テーブルによる点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

結果のポイントレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

テーブルによる点

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

結果のポイントレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:createpointslayerfromtable

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.5. 線に沿った点群の生成

入力のラスタレイヤとラインレイヤから、ポイントベクタレイヤを作成します。

ラインレイヤと交わるピクセルの中心に対応したポイントです。

../../../../_images/points_centroids.png

図 27.41 ピクセル中心のポイント

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

ラスタレイヤ

INPUT_RASTER

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

入力ベクタ

INPUT_VECTOR

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

結果のピクセル中心のポイントレイヤ。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

結果のピクセル中心のポイントレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:generatepointspixelcentroidsalongline

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.6. ポリゴン内の点を作成

入力のラスタレイヤとポリゴンレイヤから、ポイントベクタレイヤを作成します。

ポリゴンレイヤと交わるピクセルの中心に対応したポイントです。

../../../../_images/points_centroids_polygon.png

図 27.42 ピクセル中心のポイント

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

ラスタレイヤ

INPUT_RASTER

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

入力ベクタ

INPUT_VECTOR

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

ピクセル重心

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

結果のピクセル中心のポイントレイヤ。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ピクセル重心

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

結果のピクセル中心のポイントレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:generatepointspixelcentroidsinsidepolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.7. ジオタグ(位置情報)付きの写真

ソースフォルダ内のJPEG画像から、ジオタグの位置に対応したポイントレイヤを作成します。

ポイントレイヤには、ジオタグを読み込むことができる入力ファイルごとに1つのPointZ地物が作られます。ジオタグからの高度情報は、ポイントのZ値を設定するために使用されます。

経度と緯度の他に、高度、方向、タイムスタンプの情報も写真に含まれていれば、属性としてポイントに追加されます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

写真のあるフォルダ

FOLDER

[フォルダ]

ジオタグ付き写真が含まれるソースフォルダのパス

下位フォルダも検索

RECURSIVE

[ブール値]

デフォルト: False

チェックされた場合、フォルダ内のフォルダも検索します

出力レイヤ

オプション

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ジオタグ付き写真のポイントベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

写真のテーブルが無効です

オプション

INVALID

[テーブル]

デフォルト: [出力をスキップ]

読み込めない、またはジオタグが付いていない写真の結果テーブルを指定します。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ジオタグ付き写真のポイントベクタレイヤ。レイヤの属性フォームには自動的にパスが入力され、写真のプレビュー設定が行われます。

写真のテーブルが無効です

オプション

INVALID

[テーブル]

読み込めない、またはジオタグが付いていない写真のテーブルを作成できます

Python コード

Algorithm ID: native:importphotos

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.8. 点を線に変換

入力ポイントレイヤの式またはフィールドで定義された順序で点を結合することにより、ポイントレイヤをラインレイヤに変換します。

ライン地物を区別するため、ポイントをフィールドまたは式でグループ化できます。

ラインベクタレイヤに加えて、結果のラインを説明するテキストファイルの出力も得られます。テキストファイルには、開始点、(方位角に対する)方位/方向、距離の並びのデータが含まれます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

入力ポイントベクタレイヤ

閉じたパスを作る

CLOSE_PATH

[ブール値]

デフォルト: False

チェックされた場合、最初と最後のポイントをつないで、閉じた経路を作成します

式による並べ替え

オプション

ORDER_EXPRESSION

[式]

パス内のポイントの接続順序を指定するフィールドまたは式。設定されていない場合は、地物ID ($id) が使われます。

文字列の自然なソート

オプション

NATURAL_SORT

[ブール値]

デフォルト: False

チェックされた場合、地物は指定された式に基づいて自然にソートされる(すなわち、'a9' < 'a10')。

グループを示す式

オプション

GROUP_EXPRESSION

[式]

フィールドまたは式で同じ値を持つポイント地物は、同じラインにグループ化されます。設定されていない場合は、すべての入力ポイントで1つのパスが描かれます。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

パスのラインベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

テキスト出力先ディレクトリ

オプション

OUTPUT_TEXT_DIR

[フォルダ]

デフォルト: [出力をスキップ]

ポイントとパスの説明ファイルの出力先ディレクトリを指定します。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時ディレクトリに保存

  • ディレクトリに保存します

出力

ラベル

名前

データ型

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ライン]

パスのラインベクタレイヤ

テキスト出力先ディレクトリ

OUTPUT_TEXT_DIR

[フォルダ]

ポイントとパスの説明ファイルの出力先ディレクトリ

Python コード

Algorithm ID: native:pointstopath

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.9. 線に沿ったランダム点群

ラインレイヤの線上にポイントが乗っているポイントレイヤを新たに作成します。

入力レイヤ内の各ラインについて、指定した数のポイントが結果レイヤに追加されます。ポイントを追加する手続きは、以下のように行われます:

  1. 入力レイヤからランダムにライン地物を選択する

  2. その地物がマルチパート地物の場合には、そのパートを一つランダムに選択する

  3. そのラインのセグメントをランダムに選択する

  4. そのセグメント上で位置をランダムに選択する

この手続きでは、ラインの曲線部分(比較的短いセグメント群)の方が直線部分(比較的長いセグメント)よりもポイントが多く発生しがちです。 線に沿ったランダム点群(randompointsalongline) アルゴリズムの出力は、 線に沿ったランダム点群(randompointsonlines) アルゴリズム(ラインに沿って平均的に均等にポイントを生成する)と比較して、曲線部分にポイントが多いことが以下の図からもわかります。

../../../../_images/randompointsalonglines_illustration.png

図 27.43 アルゴリズムの出力例。左: 線に沿ったランダム点群(本アルゴリズム、randompointsalongline) 、右: 線に沿ったランダム点群(randompointsonlines)

ポイントが互いに近くなりすぎることを避けるため、最小距離を指定できます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

点の数

POINTS_NUMBER

[数値]

デフォルト: 1

作成したいポイントの数

点間距離の最小値

MIN_DISTANCE

[数値]

デフォルト: 0.0

ポイント間の最小距離

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ランダム点群の出力。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ランダムなポイントの出力レイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:qgisrandompointsalongline

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.10. ランダム点群

指定された個数のランダムなポイントを指定された範囲内にすべて収まるように生成したポイントレイヤを新たに作成します。

最小距離を指定することで、ポイントが互いに近くなりすぎないようにすることができます。点間距離の最小値のために新たなポイントが作成できなくなる場合には、最小距離を小さくするか、最大試行回数を大きくしてください。

デフォルトメニューベクタ ► 調査ツール

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

作成範囲

EXTENT

[範囲]

ランダム点群を生成するマップ範囲

利用できる方法:

  • レイヤーから計算...: 現在のプロジェクトに読み込まれたレイヤの範囲を使用します。

  • レイアウトマップから計算...: アクティブなプロジェクト内の レイアウト地図アイテム の範囲を使用します。

  • ブックマークから計算...:保存された ブックマーク の範囲を使用します。

  • 現在のキャンバス領域を使用

  • キャンバスに描画: 考慮する領域を区切る矩形をクリック&ドラッグします。

  • xmin, xmax, ymin, ymax として座標を入力

点の数

POINTS_NUMBER

[数値]

デフォルト: 1

作成したいポイント数

点間距離の最小値

MIN_DISTANCE

[数値]

デフォルト: 0.0

ポイント間の最小距離

ラスタのCRS

TARGET_CRS

[crs]

デフォルト: プロジェクトCRS

ランダム点群レイヤのCRS

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ランダム点群の出力。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

最大試行回数

MAX_ATTEMPTS

[数値]

デフォルト: 200

ポイントを配置するための最大試行回数

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ランダムなポイントの出力レイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:randompointsinextent

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.11. 入力レイヤの領域にランダム点群

指定された個数のランダムなポイントを指定されたレイヤの内部にすべて収まるように生成したポイントレイヤを新たに作成します。

ポイントが互いに近くなりすぎることを避けるため、最小距離を指定できます。

デフォルトメニューベクタ ► 調査ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

領域を定義する入力ポリゴンレイヤ

点の数

POINTS_NUMBER

[数値]

デフォルト: 1

作成したいポイントの数

点間距離の最小値

MIN_DISTANCE

[数値]

デフォルト: 0.0

ポイント間の最小距離

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ランダム点群の出力。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ランダムなポイントの出力レイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:randompointsinlayerbounds

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.12. ポリゴン内部にランダム点群

ポリゴンレイヤの内部にポイントが乗っているポイントレイヤを作成します。

入力レイヤ内の地物(ポリゴン / マルチポリゴン)ジオメトリそれぞれについて、結果レイヤには指定した個数のポイントが作成されます。

出力ポイントレイヤ内でポイントが近くなりすぎないように、地物ごとの最小距離とグローバルな最小距離を指定することができます。最小距離を指定した場合、地物それぞれで指定した個数のポイントを作成できない可能性があります。作成したポイントの合計数や作成できなかったポイント数は、アルゴリズムの出力から確認できます。

以下の図に、地物あたりの最小距離と全体の最小距離の違いや、最小距離をゼロ / 非ゼロとした場合の効果を示します(同一の乱数シードで生成しているので、最初に生成される点は同じです)。

../../../../_images/randompointsinpolygons_mindistance.png

図 27.44 1ポリゴンあたり10個のポイントを生成。 :最小距離は両方とも 0、 中央 :最小距離は両方とも 1、 :地物あたり最小距離は 1、全体の最小距離は 0

ポイントの生成時ごとの最大試行回数を指定できます。これは最小距離に非ゼロの値を指定した場合にのみ意味があります。

乱数発生器のシードを指定して、アルゴリズムの実行時に毎回、同一の乱数列を利用することもできます。

生成するポイントに、その場所にあるポリゴン地物の属性を入れることができます( ポリゴンの属性を含める )。

全てのポリゴン地物についておおよそ等しいポイント密度で発生させたい場合には、ポリゴン地物ジオメトリの面積を使用して、ポイント数をデータ定義とするのがよいでしょう。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力ポリゴンレイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

地物あたりの点の数

POINTS_NUMBER

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

作成したいポイントの数

点間距離の最小値

オプション

MIN_DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

1つのポリゴン地物内のポイント間の最小距離

ポリゴン内部にランダム点群

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ランダム点群の出力。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

点間最小距離(全体)

オプション

MIN_DISTANCE_GLOBAL

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

全体についての点間の最小距離。このパラメータが効果を発揮するためには、 (地物あたりの)点間距離の最小値 よりも小さくする必要があります。

最大試行回数

オプション

MAX_TRIES_PER_POINT

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10

ポイントの生成時ごとの最大試行回数。これは、点間の最小距離が設定されている(かつ0 よりも大きい)場合にのみ意味があります。

乱数のシード

オプション

SEED

[数値]

デフォルト:未設定

乱数発生器に使用するシードの値

ポリゴンの属性を含める

INCLUDE_POLYGON_ATTRIBUTES

[ブール値]

デフォルト: True

チェックされている場合、ポイント地物はその場所にあるポリゴンの属性を取得します。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ポリゴン内部にランダム点群

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ランダムなポイントの出力レイヤ

点が全く作成できなかった地物の数

FEATURES_WITH_EMPTY_OR_NO_GEOMETRY

[数値]

作成された点の数

OUTPUT_POINTS

[数値]

作成できなかった点の数

POINTS_MISSED

[数値]

最小距離の制限によって生成することができなかったポイントの数

作成できなかった点がある不完全な地物の数

POLYGONS_WITH_MISSED_POINTS

[数値]

ポイントを作成できなかったか、ポリゴンのジオメトリが無いために、内部にポイントが含まれないポリゴン地物の数

Python コード

Algorithm ID: native:randompointsinpolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.13. ポリゴン内部にランダム点群

入力ポリゴンレイヤの各ポリゴンの内部にそれぞれ指定された個数のランダムなポイントを発生させたポイントレイヤを新たに作成します。

二つのサンプリング基準を利用可能です:

  • 点の数:各地物についてのポイントの個数

  • 点の密度:各地物についてのポイントの密度

ポイントが互いに近くなりすぎることを避けるため、最小距離を指定できます。

デフォルトメニューベクタ ► 調査ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンベクタレイヤ

点をランダムに抽出する基準

STRATEGY

[列挙型]

デフォルト: 0

使用するサンプリング基準。次のいずれかです:

  • 0 --- 点の数:各地物についてのポイントの個数

  • 1 --- 点の密度:各地物についてのポイントの密度

点の数もしくは密度

VALUE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1.0

選択した 点をランダムに抽出する基準 に応じた、ポイントの個数または密度の値

点間距離の最小値

MIN_DISTANCE

[数値]

デフォルト: 0.0

ポイント間の最小距離

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ランダム点群の出力。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ランダム点群出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ランダムなポイントの出力レイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:randompointsinsidepolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.14. 線に沿ったランダム点群

ラインレイヤの線上にポイントが乗っているポイントレイヤを作成します。

入力レイヤ内の地物(ライン / マルチライン)ジオメトリそれぞれについて、結果レイヤには指定した個数のポイントが作成されます。

出力ポイントレイヤ内でポイントが近くなりすぎないように、地物ごとの最小距離とグローバルな最小距離を指定することができます。最小距離を指定した場合、地物それぞれで指定した個数のポイントを作成できない可能性があります。作成したポイントの合計数や作成できなかったポイント数は、アルゴリズムの出力から確認できます。

以下の図に、地物あたりの最小距離と全体の最小距離の違いや、最小距離をゼロ / 非ゼロとした場合の効果を示します(同一の乱数シードで生成しているので、最初に生成される点は同じです)。

../../../../_images/randompointsonlines_mindistance.png

図 27.45 1ラインあたり5個のポイントを生成。 :最小距離は両方とも 0、 中央 :最小距離は両方とも非 0、 :地物あたり最小距離は非 0、全体の最小距離は 0

ポイントの生成時ごとの最大試行回数を指定できます。これは最小距離に非ゼロの値を指定した場合にのみ意味があります。

乱数発生器のシードを指定して、アルゴリズムの実行時に毎回、同一の乱数列を利用することもできます。

生成するポイントに、その場所にあるライン地物の属性を入れることができます( 線の属性を含める )。

全てのライン地物についておおよそ等しいポイント密度で発生させたい場合には、ライン地物ジオメトリの長さを使用して、ポイント数をデータ定義とするのがよいでしょう。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

入力線レイヤ

INPUT

[ベクタ:ライン]

入力ラインベクタレイヤ

地物あたりの点の数

POINTS_NUMBER

[数値 dataDefine]

デフォルト: 1

作成したいポイントの数

点間距離の最小値

オプション

MIN_DISTANCE

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

1つのライン地物内のポイント間の最小距離

線に沿ったランダム点群

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

ランダム点群の出力。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

点間最小距離(全体)

オプション

MIN_DISTANCE_GLOBAL

[数値 dataDefine]

デフォルト: 0.0

全体についての点間の最小距離。このパラメータが効果を発揮するためには、 (地物あたりの)点間距離の最小値 よりも小さくする必要があります。

最大試行回数

オプション

MAX_TRIES_PER_POINT

[数値 dataDefine]

デフォルト: 10

ポイントの生成時ごとの最大試行回数。これは、点間の最小距離が設定されている(かつ0 よりも大きい)場合にのみ意味があります。

乱数のシード

オプション

SEED

[数値]

デフォルト:未設定

乱数発生器に使用するシードの値

線の属性を含める

INCLUDE_LINE_ATTRIBUTES

[ブール値]

デフォルト: True

チェックされている場合、ポイント地物はその場所にあるポリゴンの属性を取得します。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

線に沿ったランダム点群

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

ランダムなポイントの出力レイヤ

点が全く作成できなかった地物の数

FEATURES_WITH_EMPTY_OR_NO_GEOMETRY

[数値]

作成できなかった点がある不完全な地物の数

LINES_WITH_MISSED_POINTS

[数値]

ポイントを作成できなかったか、ポリゴンのジオメトリが無いために、内部にポイントが含まれないポリゴン地物の数

作成された点の数

POINTS_GENERATED

[数値]

作成できなかった点の数

POINTS_MISSED

[数値]

最小距離の制限によって生成することができなかったポイントの数

Python コード

Algorithm ID: native:randompointsonlines

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.15. ラスタのベクタ化(pixels to points)

ラスタレイヤ内の各ピクセルに対応したポイントのベクタレイヤを作成します。

ラスタレイヤの各ピクセルの中心に対してポイント地物を作成することで、ラスタレイヤをベクタレイヤへ変換します。nodata値のピクセルは出力では省略されます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

ラスタレイヤ

INPUT_RASTER

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

バンド番号

RASTER_BAND

[ラスタのバンド]

データを抜き出したいラスタのバンド

属性名

FIELD_NAME

[文字列]

デフォルト: 'VALUE'

ラスタのバンドの値を格納するフィールドの名前

点ベクタ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

結果のピクセル中心のポイントレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

点ベクタ

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

結果のピクセル中心のポイントレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:pixelstopoints

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.16. ラスタのベクタ化(pixels to polygons)

ラスタレイヤ内の各ピクセルに対応したポリゴンのベクタレイヤを作成します。

ラスタレイヤの各ピクセルの範囲に対してポリゴン地物を作成することで、ラスタレイヤをベクタレイヤへ変換します。nodata値のピクセルは出力では省略されます。

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

ラスタレイヤ

INPUT_RASTER

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

バンド番号

RASTER_BAND

[ラスタのバンド]

データを抜き出したいラスタのバンド

属性名

FIELD_NAME

[文字列]

デフォルト: 'VALUE'

ラスタのバンドの値を格納するフィールドの名前

ポリゴンベクタ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

結果のピクセル範囲のポリゴンレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

ポリゴンベクタ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

結果のピクセル範囲のポリゴンレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:pixelstopolygons

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.1.16.17. 規則的な点群

指定した範囲内に規則的な格子状にポイントを生成したポイントレイヤを新たに作成します。

このグリッドは、ポイントの間隔(X, Yともに同じ幅)または生成する点の数を指定することができます。点の数を指定する場合は、ポイントの間隔は指定した範囲の大きさから決定されます。また、このアルゴリズムは完全な長方形のグリッドを作成するため、ユーザーによって指定された点の数はグリッドを構成するポイントの最小個数として扱われます。

ポイントの間隔をランダムにすることで、規則的ではないポイントパターンを生成することもできます。

デフォルトメニューベクタ ► 調査ツール

パラメータ

ラベル

名前

データ型

説明

作成範囲 (xmin, xmax, ymin, ymax)

EXTENT

[範囲]

ランダム点群を生成するマップ範囲

利用できる方法:

  • レイヤーから計算...: 現在のプロジェクトに読み込まれたレイヤの範囲を使用します。

  • レイアウトマップから計算...: アクティブなプロジェクト内の レイアウト地図アイテム の範囲を使用します。

  • ブックマークから計算...:保存された ブックマーク の範囲を使用します。

  • 現在のキャンバス領域を使用

  • キャンバスに描画: 考慮する領域を区切る矩形をクリック&ドラッグします。

  • xmin, xmax, ymin, ymax として座標を入力

点の間隔/数

SPACING

[数値]

デフォルト: 100

ポイント間の間隔、またはポイントの個数。 点の間隔を使う オプションがチェックされているかどうかによる。

左上角からの切込み量

INSET

[数値]

デフォルト: 0.0

指定領域の左上角に対するポイント位置のオフセット量。値はX軸、Y軸両方に使用されます。

点の間隔をランダムにずらす

RANDOMIZE

[ブール値]

デフォルト: False

チェックした場合、ランダムな間隔でポイントを生成します

点の間隔を使う

IS_SPACING

[ブール値]

デフォルト: True

チェックしない場合、点の間隔を考慮しません(点の数が入力されたものとして実行します)

出力の座標参照系(CRS)

CRS

[crs]

デフォルト: プロジェクトCRS

ランダム点群レイヤのCRS

規則的な点群

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

規則的な点群レイヤの出力の指定。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

データ型

説明

規則的な点群

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

規則的な点群レイヤの出力

Python コード

Algorithm ID: qgis:regularpoints

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。