27.1.20. ベクタ選択
27.1.20.1. 属性による抽出
入力レイヤから二つのベクタレイヤを作成する: ひとつは合致した地物だけを含み、もうひとつは合致しなかった全ての地物を含みます。
結果レイヤに地物を追加する規則は、入力レイヤからの属性の値に基づきます。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物を抽出するレイヤ。 |
選択基準になる属性 |
|
[テーブルのフィールド:任意] |
レイヤをフィルタするフィールド |
演算子 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
たくさんの種類の演算子が利用できます:
|
値 オプション |
|
[文字列] |
評価される値 |
抽出された属性 |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
合致した地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
抽出された属性(不一致) |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
合致しない地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
抽出された属性 |
|
[入力レイヤと同じ] |
入力レイヤから作られた、適合した地物を持つベクタレイヤ |
抽出された属性(不一致) |
|
[入力レイヤと同じ] |
入力レイヤから作られた、適合しない地物を持つベクタレイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:extractbyattribute
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.2. QGIS式による抽出
入力レイヤから二つのベクタレイヤを作成する: ひとつは合致した地物だけを含み、もうひとつは合致しなかった全ての地物を含みます。
結果レイヤに地物を追加する基準は、QGIS式に基づいています。式の詳細については 式 を参照してください。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
入力ベクタレイヤ |
式 |
|
[式] |
ベクタレイヤをフィルタする式 |
出力レイヤ(マッチした地物) |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
合致した地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
マッチしなかった地物 |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
合致しない地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
出力レイヤ(マッチした地物) |
|
[入力レイヤと同じ] |
入力レイヤから作られた、適合した地物を持つベクタレイヤ |
マッチしなかった地物 |
|
[入力レイヤと同じ] |
入力レイヤから作られた、適合しない地物を持つベクタレイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:extractbyexpression
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.3. 場所による抽出
入力レイヤからマッチする地物だけを含んだ新しいベクタレイヤを作ります。
結果レイヤに地物を追加する基準は、各地物と追加レイヤにある地物の空間的関係に基づきます。
参考
空間的関係を調べる
幾何学的述語は、ある地物が他の地物と空間の一部を共有しているかどうか、またどのように共有しているかを比較することによって、空間的関係を持つかどうかを決定するために使用されるブール関数です。
上の図を使って、オレンジ色の長方形の地物と空間的に比較することで、緑色の円を求めます。利用可能な幾何学的述語は以下の通りです:
- 交差する(intersect)
あるジオメトリが他のジオメトリと交差しているかどうかをテストします。ジオメトリが空間的に交差している(空間の一部を共有している - 重なり合うか接触している)場合は1(true)を返し、交差していない場合は0を返します。上の図では、円 1、2、3 を返します。
- 含む(contain)
b の点が a の外側になく、かつ b の内側の少なくとも1点が a の内側にある場合にのみ、1 (true)を返します。この図では、どの円も返されませんが、逆を探せば、長方形は円 1 を完全に含むので、返されます。これは 含まれる(within) の逆です。
- 離れている(disjoint)
ジオメトリが空間のどの部分も共有していない(重なっていない、接触していない)場合、1 (true)を返します。円4のみが返されます。
- 等しい(equal)
ジオメトリが完全に同じ場合のみ、1 (true)を返します。どの円も返されません。
- 接触する(touch)
あるジオメトリが別のジオメトリに接しているかどうかを調べます。ジオメトリに少なくとも1つの共通点があるが、内部が交差していない場合は1 (true)を返します。円3のみが返されます。
- 重なる(overtap)
あるジオメトリが別のジオメトリに重なっているかどうかを調べます。ジオメトリが空間を共有し、同じ次元であるが、互いに完全に含まれない場合は1 (true)を返します。円2のみが返されます。
- 含まれる(within)
あるジオメトリが他のジオメトリの中にあるかどうかを調べます。ジオメトリ a が完全にジオメトリ b の内側にある場合は 1 (true)を返します。
- 交差する(cross)
与えられたジオメトリが、すべてではなく、いくつかの内部点を共通に持ち、交差部が与えられたジオメトリの最大よりも小さい次元の場合、1 (true)を返します。例えば、ポリゴンを横切るラインは、ラインとして交差します (true)。交差する2本のラインは、ポイントとして交差します (true)。2つのポリゴンはポリゴンとして交差します (false)。図では、どの円は返されません。
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
抽出する地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
入力ベクタレイヤ |
空間的関係 |
|
[列挙型] [リスト] デフォルト: [0] |
入力地物が交差する地物との間に持っている場合に選択される、空間的関係の種類。次の1つ以上:
複数の条件が選択された場合、そのうちの少なくとも1つ(OR演算)を満たさなければ地物は抽出されません。 |
比較対象の地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
交差ベクタレイヤ |
出力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
比較レイヤの1つ以上の地物と選択された空間的関係を持つ地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
出力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
比較レイヤのひとつ以上の地物と、選ばれた空間的関係を持った、入力レイヤからの地物を持つベクタレイヤ。 |
Python コード
Algorithm ID: qgis:extractbylocation
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.4. 一定距離以内の地物を抽出
入力レイヤからマッチする地物のみを含む新しいベクタレイヤを作成します。追加参照レイヤの地物から指定された最大距離以内にあるあらゆる地物がコピーされます。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
抽出する地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物をコピーする入力ベクタレイヤ |
比較対象の地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
その地物の近さを利用するベクタレイヤ |
地物がある範囲 |
|
[数値] デフォルト: 100 |
その範囲にある入力地物が選択される、参照地物からの最大距離 |
現在の選択状態を以下のように変更する |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
アルゴリズムの選択がどのように処理されるか。次のいずれか:
|
出力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
参照地物から設定された距離以内にある地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
出力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
参照地物からの距離の条件に合った入力レイヤの地物を持つベクタレイヤ |
Python コード
Algorithm ID: native:extractwithindistance
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.5. ジオメトリ型でフィルタ
地物をジオメトリタイプでフィルタします。入力された地物は、点、線、ポリゴンのどのジオメトリを持つかどうかによって異なる出力に導かれます。
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
評価するレイヤ |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
点地物 オプション |
|
[ベクタ:ポイント] |
ポイントを持つレイヤ |
線地物 オプション |
|
[ベクタ:ライン] |
ラインを持つレイヤ |
ポリゴン地物 オプション |
|
[ベクタ:ポリゴン] |
ポリゴンを持つレイヤ |
ジオメトリのない地物 オプション |
|
[テーブル] |
ジオメトリのないベクタレイヤ |
Python コード
Algorithm ID: native:filterbygeometry
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.6. ランダム抽出
ベクタレイヤを取り、そのレイヤにある地物のサブセットだけを含んだ新しいベクタレイヤを生成します。
サブセットは地物IDに基づいてランダムに決まり、サブセットに含まれる地物の数は百分率またはカウント値を使用して決まります。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物が選択されるソースベクタレイヤ |
方法 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
ランダム選択の方法。次のいずれか:
|
地物の数/パーセント |
|
[数値] デフォルト: 10 |
選択する地物の数または百分率 |
ランダム抽出出力 |
|
[ベクタ:任意] デフォルト: |
ランダムに選択した地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
ランダム抽出出力 |
|
[入力レイヤと同じ] |
入力レイヤからランダムに選択された地物を含んだベクタレイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:randomextract
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.7. 地物のグループ別ランダム抽出
ベクタレイヤを取り、そのレイヤにある地物のサブセットだけを含んだ新しいベクタレイヤを生成します。
サブセットは地物ID に基づいてランダムに決められ、サブセット内の地物の数は百分率またはカウント値を使って決められます。百分率/カウント値はレイヤ全体に適用されるのではなく、各カテゴリに適用されます。カテゴリは与えられた属性に従って定義されます。
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物が選択されるベクタレイヤ |
グループの属性(フィールド) |
|
[テーブルのフィールド:任意] |
地物が選択されるソースベクタレイヤのカテゴリ |
方法 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
ランダム選択の方法。次のいずれか:
|
地物の数/パーセント |
|
[数値] デフォルト: 10 |
選択する地物の数または百分率 |
出力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] デフォルト: |
ランダムに選択した地物の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:
ここでファイルの文字コードを変更することもできます。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
出力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
入力レイヤからランダムに選択された地物を含んだベクタレイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:randomextractwithinsubsets
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.8. ランダム選択
ベクタレイヤを取り、その地物のサブセットを選択します。このアルゴリズムは新しいレイヤを生成しません。
サブセットは地物IDに基づいてランダムに決まり、サブセットに含まれる地物の数は百分率またはカウント値を使用して決まります。
デフォルトメニュー :
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
選択用のベクタレイヤ |
方法 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
ランダム選択の方法。次のいずれか:
|
地物の数/パーセント |
|
[数値] デフォルト: 10 |
選択する地物の数または百分率 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
地物が選択された入力レイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:randomselection
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.9. 地物のグループ別ランダム選択
ベクタレイヤを取り、その地物のサブセットを選択します。このアルゴリズムは新しいレイヤを生成しません。
サブセットは地物IDに基づいてランダムに決まり、サブセットに含まれる地物の数は百分率またはカウント値を使用して決まります。
百分率/カウント値はレイヤ全体ではなく、各カテゴリに適用されます。
カテゴリは、アルゴリズムの入力パラメータとしても指定される、与えられた属性に従って決められます。
新しい出力は生成されません。
デフォルトメニュー :
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物が選択されるベクタレイヤ |
グループの属性(フィールド) |
|
[テーブルのフィールド:任意] |
地物が選択される入力レイヤのカテゴリ |
方法 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
ランダム選択の方法。次のいずれか:
|
地物の数/パーセント |
|
[数値] デフォルト: 10 |
選択する地物の数または百分率 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
地物が選択された入力レイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:randomselectionwithinsubsets
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.10. 属性による選択
ベクタレイヤに選択を生成します。
地物を選択する規則は、入力レイヤからの属性の値に基づきます。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物が選択されるベクタレイヤ |
選択基準になる属性 |
|
[テーブルのフィールド:任意] |
レイヤをフィルタするフィールド |
演算子 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
たくさんの種類の演算子が利用できます:
|
値 オプション |
|
[文字列] |
評価される値 |
現在の選択状態を以下のように変更する |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
アルゴリズムの選択がどのように処理されるか。次のいずれか:
|
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
地物が選択された入力レイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:selectbyattribute
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.11. QGIS式による選択
ベクタレイヤに選択を生成します。
地物を選択する基準は QGIS式に基づいています。式の詳細については 式 を参照してください。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
入力ベクタレイヤ |
式 |
|
[式] |
入力レイヤをフィルタする式 |
現在の選択状態を以下のように変更する |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
アルゴリズムの選択がどのように処理されるか。次のいずれか:
|
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
地物が選択された入力レイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:selectbyexpression
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.12. 場所による選択
ベクタレイヤに選択を生成します。
地物を選択する基準は、各地物と追加レイヤの地物との空間的関係に基づいています。
デフォルトメニュー :
参考
空間的関係を調べる
幾何学的述語は、ある地物が他の地物と空間の一部を共有しているかどうか、またどのように共有しているかを比較することによって、空間的関係を持つかどうかを決定するために使用されるブール関数です。
上の図を使って、オレンジ色の長方形の地物と空間的に比較することで、緑色の円を求めます。利用可能な幾何学的述語は以下の通りです:
- 交差する(intersect)
あるジオメトリが他のジオメトリと交差しているかどうかをテストします。ジオメトリが空間的に交差している(空間の一部を共有している - 重なり合うか接触している)場合は1(true)を返し、交差していない場合は0を返します。上の図では、円 1、2、3 を返します。
- 含む(contain)
b の点が a の外側になく、かつ b の内側の少なくとも1点が a の内側にある場合にのみ、1 (true)を返します。この図では、どの円も返されませんが、逆を探せば、長方形は円 1 を完全に含むので、返されます。これは 含まれる(within) の逆です。
- 離れている(disjoint)
ジオメトリが空間のどの部分も共有していない(重なっていない、接触していない)場合、1 (true)を返します。円4のみが返されます。
- 等しい(equal)
ジオメトリが完全に同じ場合のみ、1 (true)を返します。どの円も返されません。
- 接触する(touch)
あるジオメトリが別のジオメトリに接しているかどうかを調べます。ジオメトリに少なくとも1つの共通点があるが、内部が交差していない場合は1 (true)を返します。円3のみが返されます。
- 重なる(overtap)
あるジオメトリが別のジオメトリに重なっているかどうかを調べます。ジオメトリが空間を共有し、同じ次元であるが、互いに完全に含まれない場合は1 (true)を返します。円2のみが返されます。
- 含まれる(within)
あるジオメトリが他のジオメトリの中にあるかどうかを調べます。ジオメトリ a が完全にジオメトリ b の内側にある場合は 1 (true)を返します。
- 交差する(cross)
与えられたジオメトリが、すべてではなく、いくつかの内部点を共通に持ち、交差部が与えられたジオメトリの最大よりも小さい次元の場合、1 (true)を返します。例えば、ポリゴンを横切るラインは、ラインとして交差します (true)。交差する2本のラインは、ポイントとして交差します (true)。2つのポリゴンはポリゴンとして交差します (false)。図では、どの円は返されません。
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
選択する地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
入力ベクタレイヤ |
空間的関係 |
|
[列挙型] [リスト] デフォルト: [0] |
入力地物が交差する地物との間に持っている場合に選択される、空間的関係の種類。次の1つ以上:
複数の条件が選択された場合、そのうちの少なくとも1つ(OR演算)を満たさなければ地物は抽出されません。 |
比較対象の地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
交差ベクタレイヤ |
現在の選択状態を以下のように変更する |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
アルゴリズムの選択がどのように処理されるか。次のいずれか:
|
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
地物が選択された入力レイヤ |
Python コード
Algorithm ID: qgis:selectbylocation
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.1.20.13. 一定距離以内の地物を選択
ベクタレイヤに選択を作ります。追加参照レイヤの地物から指定された最大距離以内にあるあらゆる地物が選択されます。
参考
パラメーター
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
選択する地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
地物を選択する入力ベクタレイヤ |
比較対象の地物のあるレイヤ |
|
[ベクタ:任意] |
その地物の近さを利用するベクタレイヤ |
地物がある範囲 |
|
[数値] デフォルト: 100 |
入力地物が選択される、参照地物からの最大距離 |
現在の選択状態を以下のように変更する |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
アルゴリズムの選択がどのように処理されるか。次のいずれか:
|
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[入力レイヤと同じ] |
地物が選択された入力レイヤ |
Python コード
Algorithm ID: native:selectwithindistance
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。