18. ベクタタイルの操作

18.1. ベクタタイルとは?

ベクタタイルは地理データのパケットであり、Web上で転送するためにあらかじめ定義されたほぼ正方形の「タイル」にパッケージ化されています。これらは、事前にレンダリングされたラスタ地図タイルとベクタ地図タイルを組み合わせたものです。ベクタタイルサーバは、あらかじめレンダリングされた地図画像の代わりに、各タイルの境界でクリップされたベクタ地図データを返します。クリップされたタイルはベクタタイルサービスのズームレベルを表すもので、ピラミッドアプローチに由来しています。この構造を使用することで、タイル化されていないベクタ地図に較べてデータ転送を削減できます。現在のマップビュー範囲内の、現在のズームレベルのデータのみを転送すれば済むからです。また、タイル化されたラスタ地図との比較では、ベクタデータは通常、レンダリングされたビットマップよりもはるかに小さいため、データ転送も大幅に削減されます。ベクタタイルにはスタイル設定の情報は割り当てられていないため、データを表示するためにはQGISで地図作成スタイルを適用する必要があります。

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図 18.1 ズームレベルを持つベクタタイルのピラミッド構造

18.2. サポートする形式

ベクタタイルのサポートは以下のとおりです:

  • リモートソース(HTTP/S) - XYZテンプレートあり - 例: type=xyz&url=http://example.com/{z}/{x}/{y}.pbf

  • ローカルファイル - XYZテンプレートあり - 例: type=xyz&url=file:///path/to/tiles/{z}/{x}/{y}.pbf

  • ローカルのMBTilesデータベース - 例: type=mbtiles&url=file:///path/to/file.mbtiles

ベクタータイルデータセットをQGISにロードするには、 addVectorTileLayer データソースマネージャ ダイアログの ベクタタイル タブを使用します。詳細は ベクトルタイルサービスを利用する をお読みください。

18.3. Vector Tiles Dataset Properties

18.3.1. Information Properties

Information タブは読み取り専用であり、現在のレイヤーで要約された情報とメタデータをすばやく取得するための興味深い場所を表しています。提供される情報は次のとおりです:

  • based on the provider of the layer: name, URI, source type and path, number of zoom levels

  • the Coordinate Reference System: name, units, method, accuracy, reference (i.e. whether it's static or dynamic)

  • picked from the filled metadata: access, extents, links, contacts, history...

18.3.2. Symbology and Label Properties

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図 18.2 Vector Tile Layer Symbology

ベクタタイルはポイント、ライン、ポリゴンのジオメトリで構成されているため、それぞれのシンボルを使用できます。地図作成スタイルを適用するには、 Vector Tiles Connection を作成するときに StyleURL を使用する必要があります。シンボルは OK ボタンをクリックした後 symbologySymbology タブにすぐに表示されます。

独自の地図作成スタイルを作成するには、地物の rules のセットを定義し、スタイルとラベルを適用します。 In 図 18.2 で、OpenStreetMapの「landuse」レイヤーのスタイルとラベル付けを設定しました。ここではクラス「郊外」の設定が行われています。見やすくするために、ほとんどのルールの選択が解除されています。

下部に 現在のズーム が表示されます。 表示される規則のみ オプションをチェックして、規則のリストを特定のズームレベルで表示される規則のみにフィルタリングします。これにより、複雑なベクタスタイルの操作や、面倒な規則の特定が容易になります。スタイルとラベル付けは、ズームレベルに依存するようにできます。

スタイルをインポートするオプションもあります。これらのスタイルは、次のように提供できます:

18.3.3. Metadata Properties

editMetadata Metadata タブには、レイヤーでメタデータレポートを作成および編集するためのオプションがあります。詳細は メタデータ を参照。