27.2.3. ラスタ抽出
27.2.3.1. 範囲を指定して切り抜く
GDALがサポートする任意のラスタファイルを、指定された範囲に切り抜きます。
このアルゴリズムは GDAL translate utility から派生したものです。
デフォルトメニュー:
パラメータ
基本パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ラスタ] |
入力ラスタ |
切り抜く範囲 |
|
[範囲] |
出力ラスタに使用する範囲。指定したバウンディングボックス内のピクセルのみが出力に含まれます。 利用できる方法:
|
出力のCRSを上書きする |
|
[ブール値] デフォルト: False |
チェックした場合、出力ファイルには入力レイヤのCRSが割り当てられます。 |
このnodata値を出力バンドに割り当てる オプション |
|
[数値] デフォルト: なし |
出力ラスタのnodata値に挿入する値を定義する |
出力ファイル |
|
[ラスタ] デフォルト: |
出力ラスタレイヤを指定します。次のいずれかです:
|
詳細パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
追加の生成オプション オプション |
|
[文字列] デフォルト: '' |
作成するラスタを制御する1つ以上の作成オプションを追加します(色、ブロックサイズ、ファイル圧縮...)。便利なことに、定義済みのプロファイルを利用することができます (GDAL ドライバのオプションセクション を参照)。 バッチプロセスとモデルデザイナー: 複数のオプションをパイプ文字 ( |
出力のデータ型 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
出力ラスタファイルの形式を定義します。 オプション:
利用可能なオプションは、QGISと一緒にビルドされたGDALのバージョンによって異なります( メニューを参照) |
追加のコマンドラインパラメータ オプション |
|
[文字列] デフォルト: なし |
GDALコマンドラインオプションを追加します |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
出力ファイル |
|
[ラスタ] |
指定された範囲で切り抜かれた出力ラスタレイヤ |
Python コード
アルゴリズムID: gdal:cliprasterbyextent
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.2.3.2. マスクレイヤで切り抜く
GDALがサポートする任意のラスタをベクタマスクレイヤで切り抜きます。
このアルゴリズムは GDAL warp utility から派生したものです。
デフォルトメニュー:
パラメータ
基本パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ラスタ] |
入力ラスタ |
マスクレイヤ |
|
[ベクタ:ポリゴン] |
ラスタを切り抜くためのベクタマスク |
変換元CRS |
|
[crs] |
入力ラスタに使う座標参照を設定します |
変換先CRS |
|
[crs] |
マスクレイヤに使う座標参照を設定します |
変換先の領域
オプション |
|
[範囲] |
生成する出力ファイルの範囲 利用できる方法:
|
このnodata値を出力バンドに割り当てる オプション |
|
[数値] デフォルト: なし |
出力ラスタのnodata値に挿入する値を定義する |
アルファバンドを作る |
|
[ブール値] デフォルト: False |
結果のアルファバンドを作成します。アルファバンドには、ピクセルの透明度の値が含まれます。 |
マスクレイヤの領域に切り抜き範囲を一致させる |
|
[ブール値] デフォルト: True |
チェックするとベクタレイヤの範囲を出力ラスタに適用します。 |
入力ラスタの解像度を保持 |
|
[ブール値] デフォルト: False |
出力ラスタの解像度を変えません |
出力ファイル解像度を設定 |
|
[ブール値] デフォルト: False |
出力解像度(セルサイズ)を指定するか |
出力バンドのX解像度 オプション |
|
[数値] デフォルト: なし |
出力ラスタのセルの幅 |
出力バンドのY解像度 オプション |
|
[数値] デフォルト: なし |
出力ラスタのセルの高さ |
マルチスレッド実装を使用する |
|
[ブール値] デフォルト: False |
2つのスレッドが画像のチャンクを処理し、入出力操作を同時に実行するために使用されます。なお、計算自体はマルチスレッド化されません。 |
出力ファイル |
|
[ラスタ] デフォルト: |
出力ラスタレイヤを指定します。次のいずれかです:
|
詳細パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
追加の生成オプション オプション |
|
[文字列] デフォルト: '' |
作成するラスタを制御する1つ以上の作成オプションを追加します(色、ブロックサイズ、ファイル圧縮...)。便利なことに、定義済みのプロファイルを利用することができます (GDAL ドライバのオプションセクション を参照)。 バッチプロセスとモデルデザイナー: 複数のオプションをパイプ文字 ( |
出力のデータ型 |
|
[列挙型] デフォルト: 0 |
出力ラスタファイルの形式を定義します。 オプション:
利用可能なオプションは、QGISと一緒にビルドされたGDALのバージョンによって異なります( メニューを参照) |
追加のコマンドラインパラメータ オプション |
|
[文字列] デフォルト: なし |
GDALコマンドラインオプションを追加します |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
出力ファイル |
|
[ラスタ] |
ベクタレイヤによって切り抜かれた出力ラスタレイヤ |
Python コード
アルゴリズムID: gdal:cliprasterbymasklayer
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.2.3.3. 等高線
GDALがサポートしているあらゆる標高ラスタから等高線を抽出します
このアルゴリズムは GDAL contour utility から派生したものです。
デフォルトメニュー:
パラメータ
基本パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ラスタ] |
入力ラスタ |
バンド番号 |
|
[ラスタのバンド] デフォルト: 1 |
等高線を生成するラスタバンド |
等高線の間隔 |
|
[数値] デフォルト: 10.0 |
標高ラスタで指定されている単位による等高線の間隔を定義します(最小値0) |
属性名(空白なら標高は付加されません) オプション |
|
[文字列] デフォルト:'ELEV' |
標高を置く属性の名前を指定します。 |
等高線の基準値 オプション |
|
[数値] デフォルト: 0.0 |
|
等高線 |
|
[ベクタ:ライン] デフォルト: |
出力するベクタレイヤの指定。次のいずれかです:
|
詳細パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
3Dベクタを生成 |
|
[ブール値] デフォルト: False |
2Dの代わりに3Dベクタを強制的に作成する。各頂点の標高を含む。 |
全ラスタ値を有効とみなす |
|
[ブール値] デフォルト: False |
データセットのあらゆるnodata値を無視します。 |
nodataとして扱うピクセル値 オプション |
|
[数値] デフォルト: なし |
出力ラスタのnodata値に挿入する値を定義する |
追加のコマンドラインパラメータ オプション |
|
[文字列] デフォルト: なし |
追加の GDAL コマンドラインオプションを加えます。対応する GDAL ユーティリティのドキュメントを参照してください。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
等高線 |
|
[ベクタ:ライン] |
等高線の出力ベクタレイヤ |
Python コード
アルゴリズムID: gdal:contour
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。
27.2.3.4. 等高線ポリゴン
GDALがサポートしているあらゆる標高ラスタから等高線ポリゴンを抽出します
このアルゴリズムは GDAL contour utility から派生したものです。
パラメータ
基本パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
入力レイヤ |
|
[ラスタ] |
入力ラスタ |
バンド番号 |
|
[ラスタのバンド] デフォルト: 1 |
等高線を生成するラスタバンド |
等高線の間隔 |
|
[数値] デフォルト: 10.0 |
標高ラスタで指定されている単位による等高線の間隔を定義します(最小値0) |
等高線の基準値 オプション |
|
[数値] デフォルト: 0.0 |
|
ポリゴン最低標高の属性名 オプション |
|
[文字列] デフォルト:'ELEV_MIN' |
等高線ポリゴンの最低標高を入れる属性名を指定します。指定されない場合、最低標高属性は付けられません。 |
ポリゴン最高標高の属性名 オプション |
|
[文字列] デフォルト:'ELEV_MAX' |
等高線ポリゴンの最高標高を入れる属性名を指定します。指定されない場合、最高標高属性は付けられません。 |
等高線 |
|
[ベクタ:ポリゴン] デフォルト: |
出力するベクタレイヤの指定。次のいずれかです:
|
詳細パラメータ
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
3Dベクタを生成 |
|
[ブール値] デフォルト: False |
2Dの代わりに3Dベクタを強制的に作成する。各頂点の標高を含む。 |
全ラスタ値を有効とみなす |
|
[ブール値] デフォルト: False |
データセットのあらゆるnodata値を無視します。 |
nodataとして扱うピクセル値 オプション |
|
[数値] デフォルト: なし |
出力ラスタのnodata値に挿入する値を定義する |
追加のコマンドラインパラメータ オプション |
|
[文字列] デフォルト: なし |
追加の GDAL コマンドラインオプションを加えます。対応する GDAL ユーティリティのドキュメントを参照してください。 |
出力
ラベル |
名前 |
タイプ |
説明 |
---|---|---|---|
等高線 |
|
[ベクタ:ポリゴン] |
等高線ポリゴンの出力ベクタレイヤ |
Python コード
アルゴリズムID: gdal:contour_polygon
import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})
algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。