27.2.2. ラスタ変換

27.2.2.1. gdal2xyz

ラスタデータをXYZアスキーファイル形式に変換します。

パラメーター

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ラスタ]

変換するラスタレイヤ

バンド番号

BAND

[ラスタのバンド]

デフォルト:入力レイヤの1番目のバンド

ラスタがマルチバンドの場合には、変換したいバンドを選択してください

カンマ区切りの値を出力する

CSV

[ブール値]

デフォルト: False

出力ファイルのタイプをカンマ区切り値(csv)にするかどうかを設定します。

出力ファイル

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力ファイルを指定します。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

出力ファイル

INPUT

[テーブル]

ラスタバンドからエクスポートされた値を含んだテーブルファイル。

Python コード

アルゴリズムID: gdal:gdal2xyz

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.2.2.2. PCTをRGBに変換

8ビットのパレット画像を24ビットのRGBに変換します。入力ファイルから擬似カラーバンドを求めるフォーマットのRGBファイルに変換します。

このアルゴリズムは GDAL pct2rgb utility から派生したものです。

デフォルトメニュー: ラスタ ► 変換

パラメーター

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ラスタ]

入力する8ビットのラスタ画像

バンド番号

BAND

[ラスタのバンド]

デフォルト:入力レイヤの1番目のバンド

ラスタがマルチバンドの場合には、変換したいバンドを選択してください

RGBAファイルを生成

RGBA

[ブール値]

デフォルト: False

出力ファイルのタイプをRGBAにするかどうかを設定します。

PCTをRGBに変換

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力ファイルを指定します。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

PCTをRGBに変換

OUTPUT

[ラスタ]

24ビットRGBラスタ画像

Python コード

アルゴリズムID: gdal:pcttorgb

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.2.2.3. ラスタをベクタ化 (polygonize)

共通のピクセル値を共有するラスター内のピクセルのすべての連結領域に対してベクトルポリゴンを生成します。各ポリゴンは、そのポリゴンのピクセル値を示す属性とともに生成されます。

このアルゴリズムは GDAL polygonize utility から派生したものです。

デフォルトメニュー: ラスタ ► 変換

パラメーター

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

バンド番号

BAND

[ラスタのバンド]

デフォルト:入力レイヤの1番目のバンド

ラスタがマルチバンドの場合には、使いたいバンドを選択してください

作成する属性の名前

FIELD

[文字列]

デフォルト:'DN'

連結領域の属性のフィールド名を指定します。

上下左右の4方向でなく、8方向の連結関係をチェックする

EIGHT_CONNECTEDNESS

[ブール値]

デフォルト: False

設定されていない場合、ラスターセルが連結されているとみなされるには、共通の境界線が必要です (4-connected)。設定されている場合、接触しているラスターセルも連結されているとみなされます (8-connected)。

ベクタ化

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力する(ポリゴン)ベクタレイヤの指定。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

追加のコマンドラインパラメータ

オプション

EXTRA

[文字列]

デフォルト: なし

GDALコマンドラインオプションを追加します

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

ベクタ化

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

出力ベクタレイヤ

Python コード

アルゴリズムID: gdal:polygonize

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.2.2.4. バンドを再構成

与えられたラスタレイヤから選択されたバンドを使って新しいラスタを作成します。このアルゴリズムではさらに新しく作成されたラスタでバンドの並べ替えを行うことができます。

このアルゴリズムは GDAL translate utility から派生したものです。

パラメーター

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

選択するバンド

BANDS

[ラスタバンド][リスト]

デフォルト: なし

新しいラスタを作成するために使用するバンドの順序付きリスト

出力レイヤ

OUTPUT

[ラスタ]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力ラスタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

追加の生成オプション

オプション

OPTIONS

[文字列]

デフォルト: ''

作成するラスタを制御する1つ以上の作成オプションを追加します(色、ブロックサイズ、ファイル圧縮...)。便利なことに、定義済みのプロファイルを利用することができます (GDAL ドライバのオプションセクション を参照)。

バッチプロセスとモデルデザイナー: 複数のオプションをパイプ文字 (|) で区切ります。

出力のデータ型

DATA_TYPE

[列挙型]

デフォルト: 0

出力ラスタファイルのデータ型を定義します。オプションは以下のとおり:

  • 0 -- 入力レイヤのデータ型を使う

  • 1 --- Byte (8ビット符号なし整数 (quint8))

  • 2 --- Int16 (16ビット符号あり整数 (qint16))

  • 3 --- UInt16 (16ビット符号なし整数 (quint16))

  • 4 --- UInt32 (32ビット符号なし整数 (quint32))

  • 5 -- Int32 (符号あり32ビット整数 (qint32))

  • 6 -- Float32 (32ビット浮動小数点数 (float))

  • 7 -- Float64 (64ビット浮動小数点数 (double))

  • 8 -- CInt16 (複素数 Int16)

  • 9 -- CInt32 (複素数 Int32)

  • 10 -- CFloat32 (複素数 Float32)

  • 11 -- CFloat64 (複素数 Float64)

利用可能なオプションは、QGISと一緒にビルドされたGDALのバージョンによって異なります( ヘルプ ► QGISについて メニューを参照)

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ラスタ]

再構成されたバンドを持つ出力ラスタレイヤ

Python コード

アルゴリズムID: gdal:rearrange_bands

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.2.2.5. RGBをPCTに変換

24ビットRGB画像を8ビットパレットに変換します。ダウンサンプリングされたRGBヒストグラムに対して、メディアンカットアルゴリズムを用いて、与えられたRGB画像に最適な擬似カラーテーブルを計算します.そして、そのカラーテーブルを用いて画像を擬似カラー画像に変換します。この変換は、出力画像の視覚的品質を最大化するために、フロイド-スタインバーグディザリング(誤差拡散)を利用します。

ラスターマップを分類したい場合であって階級の数を減らしたい場合は、このアルゴリズムで画像をダウンサンプリングするのが有効です。

このアルゴリズムは GDAL rgb2pct utility から派生したものです。

デフォルトメニュー: ラスタ ► 変換

パラメーター

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ラスタ]

入力(RGB)ラスタレイヤ

色数

NCOLORS

[数値]

デフォルト: 2

結果の画像に含まれる色の数。2〜256の値が可能です。

RGBをPCTに変換

OUTPUT

[ラスタ]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力ラスタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

RGBをPCTに変換

OUTPUT

[ラスタ]

出力ラスタレイヤ

Python コード

アルゴリズムID: gdal:rgbtopct

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

27.2.2.6. 形式変換 (convert format)

異なる形式のラスタデータを変換します

このアルゴリズムは GDAL translate utility から派生したものです。

デフォルトメニュー: ラスタ ► 変換

パラメーター

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

出力ファイルの投影法を上書きする

オプション

TARGET_CRS

[crs]

出力ファイルの投影法を指定します

指定したnodata値を出力バンドに割り当てる

オプション

NODATA

[数値]

デフォルト:未設定

出力ラスタでnodataに使う値を定義します

各出力ファイルにこのファイルの全てのサブデータセットをコピーする

COPY_SUBDATASETS

[ブール値]

デフォルト: False

サブデータセット用の個別ファイルを作成します

出力レイヤ

OUTPUT

[ラスタ]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力(変換された)ラスタレイヤの指定。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

追加の生成オプション

オプション

OPTIONS

[文字列]

デフォルト: ''

作成するラスタを制御する1つ以上の作成オプションを追加します(色、ブロックサイズ、ファイル圧縮...)。便利なことに、定義済みのプロファイルを利用することができます (GDAL ドライバのオプションセクション を参照)。

バッチプロセスとモデルデザイナー: 複数のオプションをパイプ文字 (|) で区切ります。

追加のコマンドラインパラメータ

オプション

EXTRA

[文字列]

デフォルト: なし

GDALコマンドラインオプションを追加します

出力のデータ型

DATA_TYPE

[列挙型]

デフォルト: 0

出力ラスタファイルのデータ型を定義します。オプションは以下のとおり:

  • 0 -- 入力レイヤのデータ型を使う

  • 1 --- Byte (8ビット符号なし整数 (quint8))

  • 2 --- Int16 (16ビット符号あり整数 (qint16))

  • 3 --- UInt16 (16ビット符号なし整数 (quint16))

  • 4 --- UInt32 (32ビット符号なし整数 (quint32))

  • 5 -- Int32 (符号あり32ビット整数 (qint32))

  • 6 -- Float32 (32ビット浮動小数点数 (float))

  • 7 -- Float64 (64ビット浮動小数点数 (double))

  • 8 -- CInt16 (複素数 Int16)

  • 9 -- CInt32 (複素数 Int32)

  • 10 -- CFloat32 (複素数 Float32)

  • 11 -- CFloat64 (複素数 Float64)

利用可能なオプションは、QGISと一緒にビルドされたGDALのバージョンによって異なります( ヘルプ ► QGISについて メニューを参照)

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[ラスタ]

出力(変換された)ラスタレイヤ

Python コード

アルゴリズムID: gdal:translate

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。