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28.1.2. 地図製作

28.1.2.1. 点を地物に揃える

ポイント地物を、別の参照レイヤにある最も近い地物の向きに整列させるために必要な回転量を計算します。出力レイヤには新しいフィールドが追加され、最も近い参照地物に対する角度(時計回り、度単位)が入力されます。

オプションとして、出力レイヤのシンボロジについて、計算された回転フィールドをマーカーシンボルの回転に使用するよう自動的に設定することができます。必要に応じて、孤立したポイントが遠く離れた地物に対して整列しないよう、ポイントを整列させる際に使用する最大距離を設定することができます。

ヒント

このアルゴリズムは、建物のポイントシンボルを最も近い道路の方向に沿わせるように揃えるといった使用事例を想定しています。

checkbox ライン地物の 地物のIn-place編集 が可能です

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポイント]

回転を計算するポイント地物

参照レイヤ

REFERENCE_LAYER

[ベクタ:任意]

回転量を計算するための地物を検索するレイヤ

最大参照距離

オプション

MAX_DISTANCE

[数値]

デフォルト:未設定

この距離以内に参照地物が見つからない場合には、ポイント地物に回転角は設定されません。

角度の属性名

FIELD_NAME

[文字列]

デフォルト:'rotation'

回転量の値を格納するフィールド名です。

シンボルを自動適用

APPLY_SYMBOLOGY

[ブール値]

デフォルト: True

地物のシンボルマーカーを角度フィールドの値で回転させます。

Aligned layer出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

回転されたベクタレイヤの出力先を指定します。次のうちどれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

Aligned layer出力

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

角度フィールド付きのポイントレイヤが追加されます。QGISに読み込まれると、入力レイヤのシンボロジがデフォルトで適用され、マーカーシンボルにはデータ定義の回転が適用されます。

Python コード

Algorithm ID: native:angletonearest

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.2. スタイルデータベースを統合

複数のQGISスタイルデータベースを1つのスタイルデータベースに統合します。複数のデータベースに同じ種類で同じ名前のアイテムがある場合には、統合結果の出力データベースではこれらは一意な名前となるように名前が変更されます。

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

入力データベース

INPUT

[ファイル] [リスト]

QGISスタイルアイテムを含むファイル

統合するオブジェクト

OBJECTS

[列挙型] [リスト]

新しいスタイルデータベースに入れたい入力データベース内のスタイルアイテムの種類。以下の種類があります:

出力のスタイルデータベース

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

選択したスタイルアイテムを統合した出力 .XML ファイル。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

カラーランプの数

COLORRAMPS

[数値]

ラベル設定の数

LABELSETTINGS

[数値]

出力のスタイルデータベース

OUTPUT

[ファイル]

選択したスタイルアイテムを統合した出力 .XML ファイル

シンボルの数

SYMBOLS

[数値]

テキストフォーマットの数

TEXTFORMATS

[数値]

Python コード

Algorithm ID: native:combinestyles

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.3. スタイルからカテゴリ値レンダラーを作成する

ベクタレイヤのレンダラを、スタイルデータベースのマッチするシンボルを使用したカテゴリ値レンダラに変更します。スタイルファイルを指定しない場合には、ユーザーの現在の シンボルライブラリ を代わりに使用します。

指定された式またはフィールドを使用してレンダラのカテゴリを作成します。各カテゴリは、指定されたQGIS XML スタイル データベース内に存在するシンボルと個別にマッチングします。一致するシンボル名が見つかると、カテゴリのシンボルはこの一致したシンボルに設定されます。

必要ならば、シンボルとマッチしなかったカテゴリ名のリストや、カテゴリとマッチしなかったシンボル名のリストをテーブルに出力できます。

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

分類されたスタイルを適用するベクタレイヤ

式を使用したカテゴリ(分類)

FIELD

[式]

地物を分類するフィールドまたは式

スタイルデータベース(既存シンボルを使う場合は空白にしてください)

STYLE

[ファイル]

入力レイヤのカテゴリに適用するシンボルを含むファイル( .XML ファイル)。このファイルは、スタイルマネージャの シンボルの共有 ツールを使用して取得することもできます。ファイルを指定しない場合には、QGISのローカルなシンボルライブラリを使用します。

大文字小文字を区別する

CASE_SENSITIVE

[ブール値]

デフォルト: False

True(チェック)の場合、カテゴリとシンボル名の間で大文字小文字を区別した比較を行います

非アルファベット文字は無視する

TOLERANT

[ブール値]

デフォルト: False

True(チェック)の場合、カテゴリとシンボル名の非アルファベット文字は無視します。マッチング時の許容度が大きくなります。

一致しなかったカテゴリ

オプション

NON_MATCHING_CATEGORIES

[テーブル]

デフォルト: [出力をスキップ]

スタイルデータベース内のどのシンボルにもマッチしなかったカテゴリの出力テーブル。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

一致しなかったシンボル名

オプション

NON_MATCHING_SYMBOLS

[テーブル]

デフォルト: [出力をスキップ]

どのカテゴリともマッチしなかったスタイルデータベースのシンボルの出力テーブル。次のいずれかです:

  • 出力をスキップ

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

一致しなかったカテゴリ

NON_MATCHING_CATEGORIES

[テーブル]

指定されたスタイルデータベースのどのシンボルともマッチしなかったカテゴリをリストします。

一致しなかったシンボル名

NON_MATCHING_SYMBOLS

[テーブル]

どのカテゴリともマッチしなかったスタイルデータベースのシンボルをリストします。

分類されたレイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

入力ベクタレイヤに分類されたスタイルが適用されたもの。新しいレイヤは出力されません。

Python コード

Algorithm ID: native:categorizeusingstyle

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.4. スタイルデータベースを作成

QGISのプロジェクトから全てのスタイルオブジェクト(シンボル、カラーランプ、テキストフォーマット、ラベル設定)を抽出します。

抽出されたシンボルは、 スタイルマネージャ ダイアログで管理とインポートができる、QGIS スタイルデータベース( XML 形式)に保存されます。

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

入力プロジェクト(空白なら現在のプロジェクト)

オプション

INPUT

[ファイル]

スタイルアイテムを抽出したいQGISプロジェクトファイル

抽出するオブジェクト

OBJECTS

[列挙型] [リスト]

新しいスタイルデータベースに入れたい入力プロジェクト内のスタイルアイテムの種類。以下の種類があります:

出力のスタイルデータベース

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

選択したスタイルアイテムの出力 .XML ファイルを指定します。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

カラーランプの数

COLORRAMPS

[数値]

カラーランプの数

ラベル設定の数

LABELSETTINGS

[数値]

ラベル設定の数

出力のスタイルデータベース

OUTPUT

[ファイル]

選択したスタイルアイテムの出力 .XML ファイル

シンボルの数

SYMBOLS

[数値]

シンボルの数

テキストフォーマットの数

TEXTFORMATS

[数値]

テキストフォーマットの数

Python コード

Algorithm ID: native:stylefromproject

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.5. 地図帳レイアウトを画像として出力

印刷レイアウトの地図帳を画像ファイル(PNG画像やJPEG画像など)としてエクスポートします。

カバレッジレイヤが設定されている場合、選択したレイアウトの地図帳設定はこのアルゴリズムの設定で上書きされます。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図帳レイアウト

LAYOUT

[レイアウト]

エクスポートしたいレイアウト

カバレッジ・レイヤ

オプション

COVERAGE_LAYER

[ベクタ:任意]

地図帳を生成するために使用するレイヤ

フィルタ式

FILTER_EXPRESSION

[式]

地図帳地物のフィルタリングに使用する式

ソート式

オプション

SORTBY_EXPRESSION

[式]

地図帳地物のソートに使用する式

逆順ソート

オプション

SORTBY_REVERSE

[ブール値]

ソートを逆順にするかを決定します。ソート式を指定した場合に使用します。

出力ファイル名の式

FILENAME_EXPRESSION

[式]

デフォルト: 'output_'||@atlas_featurenumber

ファイル名を生成するために使用する式

出力フォルダ

FOLDER

[フォルダ]

生成した画像の保存先フォルダ

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図アイテムに割り当てられる地図レイヤ

オプション

LAYERS

[列挙型] [レイヤ]

地図アイテムに表示するレイヤ(ロックされているものは状態変更不可)

画像フォーマット

EXTENSION

[列挙型]

デフォルト: png

生成する出力結果のファイル形式。利用可能な形式のリストは、OSとインストールされているドライバによって異なります。

DPI

オプション

DPI

デフォルト:未設定

[数値]

出力ファイルのDPI。設定なしの場合には、印刷レイアウトの設定値が使用されます。

ワールドファイルを生成

GEOREFERENCE

[ブール値]

デフォルト: True

ワールドファイルを生成するかどうかの指定

RDFメタデータのエクスポート

INCLUDE_METADATA

[ブール値]

デフォルト: True

RDFメタデータ(タイトル、著者など)を生成するかどうかの指定

アンチエイリアスを有効化

ANTIALIAS

[ブール値]

デフォルト: True

アンチエイリアスを有効にするかどうかの指定

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

出力ファイル

OUTPUT

[ファイル]

地図帳レイアウトによって生成された画像ファイル

Python コード

Algorithm ID: native:atlaslayouttoimage

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.6. 地図帳レイアウトを複数のPDFとして出力

印刷レイアウトの地図帳を複数のPDFファイルにエクスポートします。

カバレッジレイヤが設定されている場合、選択したレイアウトの地図帳設定はこのアルゴリズムの設定で上書きされます。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図帳レイアウト

LAYOUT

[レイアウト]

エクスポートしたいレイアウト

カバレッジ・レイヤ

オプション

COVERAGE_LAYER

[ベクタ:任意]

地図帳を生成するために使用するレイヤ

フィルタ式

FILTER_EXPRESSION

[式]

地図帳地物のフィルタリングに使用する式

ソート式

オプション

SORTBY_EXPRESSION

[式]

地図帳地物のソートに使用する式

逆順ソート

オプション

SORTBY_REVERSE

[ブール値]

ソートを逆順にするかを決定します。ソート式を指定した場合に使用します。

出力ファイル名

オプション

OUTPUT_FILENAME

[式]

PDF出力ファイルの名前のパターン。

出力フォルダ

OUTPUT_FOLDER

[フォルダ]

出力PDFファイルの保存先フォルダー。

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図アイテムに割り当てられる地図レイヤ

オプション

LAYERS

[列挙型] [レイヤ]

地図アイテムに表示するレイヤ(ロックされているものは状態変更不可)

DPI

オプション

DPI

デフォルト:未設定

[数値]

出力ファイルのDPI。設定なしの場合には、印刷レイアウトの設定値が使用されます。

常にベクタとしてエクスポート

FORCE_VECTOR

[ブール値]

デフォルト: False

ベクタデータを常にベクタのままとするかの指定

常にラスタとしてエクスポート

FORCE_RASTER

[ブール値]

デフォルト: False

マップ内のすべてのアイテムを強制的にラスタライズします。このパラメータは FORCE_VECTOR パラメータよりも優先されます。

地理参照情報を追加

GEOREFERENCE

[ブール値]

デフォルト: True

ワールドファイルを生成するかどうかの指定

RDFメタデータのエクスポート

INCLUDE_METADATA

[ブール値]

デフォルト: True

RDFメタデータ(タイトル、著者など)を生成するかどうかの指定

ラスタタイルのエクスポートを無効化

DISABLE_TILED

[ブール値]

デフォルト: False

ラスタ画像をタイル化するかどうかの指定

ジオメトリを簡略化してファイルを縮小する

SIMPLIFY

[ブール値]

デフォルト: True

ファイルサイズを減らすためにジオメトリを簡略化するかどうかの指定

テキスト出力

TEXT_FORMAT

[列挙型]

デフォルト:0

テキストをパスとしてエクスポートするか、テキストオブジェクトとしてエクスポートするかの指定。オプションは次のとおり:

  • 0 - テキストを常にパスとして出力(推奨)

  • 1 - テキストを常にテキストオブジェクトとして出力

画像圧縮

IMAGE_COMPRESSION

[列挙型]

デフォルト:0

画像の圧縮レベルとファイルが印刷出力や外部アプリケーションでのポストプロダクションにどの程度適しているかを決定します。可能なオプションは次のとおりです:

  • 0 - Lossy (JPEG)

  • 1 - Lossless

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

PDFファイル

OUTPUT

[ファイル]

エクスポートした地図帳レイアウトに対応するPDFファイル

Python コード

Algorithm ID: native:atlaslayouttomultiplepdf

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.7. 地図帳レイアウトをPDFとして出力

印刷レイアウトの地図帳を単独のPDFファイルにエクスポートします。

カバレッジレイヤが設定されている場合、選択したレイアウトの地図帳設定はこのアルゴリズムの設定で上書きされます。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図帳レイアウト

LAYOUT

[レイアウト]

エクスポートしたいレイアウト

カバレッジ・レイヤ

オプション

COVERAGE_LAYER

[ベクタ:任意]

地図帳を生成するために使用するレイヤ

フィルタ式

FILTER_EXPRESSION

[式]

地図帳地物のフィルタリングに使用する式

ソート式

オプション

SORTBY_EXPRESSION

[式]

地図帳地物のソートに使用する式

逆順ソート

オプション

SORTBY_REVERSE

[ブール値]

ソートを逆順にするかを決定します。ソート式を指定した場合に使用します。

PDFファイル

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

(パスを含む)出力ファイルの名前。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図アイテムに割り当てられる地図レイヤ

オプション

LAYERS

[列挙型] [レイヤ]

地図アイテムに表示するレイヤ(ロックされているものは状態変更不可)

DPI

オプション

DPI

デフォルト:未設定

[数値]

出力ファイルのDPI。設定なしの場合には、印刷レイアウトの設定値が使用されます。

常にベクタとしてエクスポート

FORCE_VECTOR

[ブール値]

デフォルト: False

ベクタデータを常にベクタのままとするかの指定

常にラスタとしてエクスポート

FORCE_RASTER

[ブール値]

デフォルト: False

マップ内のすべてのアイテムを強制的にラスタライズします。このパラメータは FORCE_VECTOR パラメータよりも優先されます。

地理参照情報を追加

GEOREFERENCE

[ブール値]

デフォルト: True

ワールドファイルを生成するかどうかの指定

RDFメタデータのエクスポート

INCLUDE_METADATA

[ブール値]

デフォルト: True

RDFメタデータ(タイトル、著者など)を生成するかどうかの指定

ラスタタイルのエクスポートを無効化

DISABLE_TILED

[ブール値]

デフォルト: False

ラスタ画像をタイル化するかどうかの指定

ジオメトリを簡略化してファイルを縮小する

SIMPLIFY

[ブール値]

デフォルト: True

ファイルサイズを減らすためにジオメトリを簡略化するかどうかの指定

テキスト出力

TEXT_FORMAT

[列挙型]

デフォルト:0

テキストをパスとしてエクスポートするか、テキストオブジェクトとしてエクスポートするかの指定。オプションは次のとおり:

  • 0 - テキストを常にパスとして出力(推奨)

  • 1 - テキストを常にテキストオブジェクトとして出力

画像圧縮

IMAGE_COMPRESSION

[列挙型]

デフォルト:0

画像の圧縮レベルとファイルが印刷出力や外部アプリケーションでのポストプロダクションにどの程度適しているかを決定します。可能なオプションは次のとおりです:

  • 0 - Lossy (JPEG)

  • 1 - Lossless

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

PDFファイル

OUTPUT

[ファイル]

エクスポートした地図帳レイアウトに対応するPDFファイル

Python コード

Algorithm ID: native:atlaslayouttopdf

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.8. レイアウトを画像として出力

印刷レイアウトを画像ファイル(PNG画像やJPEG画像など)としてエクスポートします。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

印刷レイアウト

LAYOUT

[レイアウト]

エクスポートしたいレイアウト

出力ファイル

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

(パスを含む)出力ファイルの名前。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図アイテムに割り当てられる地図レイヤ

オプション

LAYERS

[列挙型] [レイヤ]

地図アイテムに表示するレイヤ(ロックされているものは状態変更不可)

DPI

オプション

DPI

デフォルト:未設定

[数値]

出力ファイルのDPI。設定なしの場合には、印刷レイアウトの設定値が使用されます。

ワールドファイルを生成

GEOREFERENCE

[ブール値]

デフォルト: True

ワールドファイルを生成するかどうかの指定

RDFメタデータのエクスポート

INCLUDE_METADATA

[ブール値]

デフォルト: True

RDFメタデータ(タイトル、著者など)を生成するかどうかの指定

アンチエイリアスを有効化

ANTIALIAS

[ブール値]

デフォルト: True

アンチエイリアスを有効にするかどうかの指定

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

出力ファイル

OUTPUT

[ファイル]

エクスポートした印刷レイアウトに対応する画像ファイル

Python コード

Algorithm ID: native:printlayouttoimage

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.9. レイアウトをPDFとして出力

印刷レイアウトをPDFファイルとしてエクスポートします。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

印刷レイアウト

LAYOUT

[レイアウト]

エクスポートしたいレイアウト

PDFファイル

OUTPUT

[ファイル]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

(パスを含む)出力ファイルの名前。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図アイテムに割り当てられる地図レイヤ

オプション

LAYERS

[列挙型] [レイヤ]

地図アイテムに表示するレイヤ(ロックされているものは状態変更不可)

DPI

オプション

DPI

デフォルト:未設定

[数値]

出力ファイルのDPI。設定なしの場合には、印刷レイアウトの設定値が使用されます。

常にベクタとしてエクスポート

FORCE_VECTOR

[ブール値]

デフォルト: False

ベクタデータを常にベクタのままとするかの指定

常にラスタとしてエクスポート

FORCE_RASTER

[ブール値]

デフォルト: False

マップ内のすべてのアイテムを強制的にラスタライズします。このパラメータは FORCE_VECTOR パラメータよりも優先されます。

地理参照情報を追加

GEOREFERENCE

[ブール値]

デフォルト: True

ワールドファイルを生成するかどうかの指定

RDFメタデータのエクスポート

INCLUDE_METADATA

[ブール値]

デフォルト: True

RDFメタデータ(タイトル、著者など)を生成するかどうかの指定

ラスタタイルのエクスポートを無効化

DISABLE_TILED

[ブール値]

デフォルト: False

ラスタ画像をタイル化するかどうかの指定

ジオメトリを簡略化してファイルを縮小する

SIMPLIFY

[ブール値]

デフォルト: True

ファイルサイズを減らすためにジオメトリを簡略化するかどうかの指定

テキスト出力

TEXT_FORMAT

[列挙型]

デフォルト:0

テキストをパスとしてエクスポートするか、テキストオブジェクトとしてエクスポートするかの指定。オプションは次のとおり:

  • 0 - テキストを常にパスとして出力(推奨)

  • 1 - テキストを常にテキストオブジェクトとして出力

画像圧縮

IMAGE_COMPRESSION

[列挙型]

デフォルト:0

画像の圧縮レベルとファイルが印刷出力や外部アプリケーションでのポストプロダクションにどの程度適しているかを決定します。可能なオプションは次のとおりです:

  • 0 - Lossy (JPEG)

  • 1 - Lossless

レイヤを別々のPDFファイルに出力

SEPARATE_LAYERS

[ブール値]

デフォルト: False

Trueの場合には、レイアウト内の地図アイテムごと、レイヤごとに、別々のPDFファイルが作成されます。さらに、他の複雑なレイアウトアイテムに対して個別のPDFファイルを作成するため、レイアウトの論理的な原子コンポーネントを含むPDFファイルのセットが作成される場合があります。

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

PDFファイル

OUTPUT

[ファイル]

エクスポートした印刷レイアウトに対応するPDFファイル

Python コード

Algorithm ID: native:printlayouttopdf

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.10. ラベルを抽出

指定された範囲と縮尺でレンダリングされた地図からラベルの情報を抽出します。

地図テーマが与えられた場合、レンダリングされた地図はそのテーマの可視性とシンボロジに一致します。空白の場合、プロジェクトのすべての可視レイヤが使用されます。抽出されたラベル情報には、位置(点ジオメトリとして提供される)、関連するレイヤ名と地物 ID、ラベルテキスト、回転(度単位、時計回り)、複数行の整列、およびフォントの詳細が含まれます。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図の領域

EXTENT

[範囲]

ラベルを抽出する地図の範囲

利用できる方法:

  • レイヤーから計算...: 現在のプロジェクトに読み込まれたレイヤの範囲を使用します。

  • レイアウトマップから計算...: アクティブなプロジェクト内の レイアウト地図アイテム の範囲を使用します。

  • ブックマークから計算...:保存された ブックマーク の範囲を使用します。

  • 現在のキャンバス領域を使用

  • キャンバスに描画: 考慮する領域を区切る矩形をクリック&ドラッグします。

  • xmin, xmax, ymin, ymax として座標を入力

地図の縮尺

SCALE

[scale]

抽出されたラベルはこの縮尺で設定されたプロパティを使ってレンダリングされます

地図のテーマ

オプション

MAP_THEME

[maptheme]

ラベルを抽出するレイヤを表示するマップテーマ。未設定の場合、現在表示されているレイヤのラベルが抽出されます。

未配置のラベルを含む

オプション

INCLUDE_UNPLACED

[ブール値]

デフォルト: True

競合する(そのため配置されていない)ラベルも含めて、重複するラベルをすべて抽出するかどうかを指定します。

抽出ラベル

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

領域の出力ベクタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

地図の解像度 (DPI)

オプション

DPI

デフォルト: 96.0

[数値]

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

抽出ラベル

OUTPUT

[ベクタ:ポイント]

取得したラベルを表す点ベクタレイヤ。各地物は、そのソース(レイヤ、地物 ID)と割り当てられたラベリング プロパティ(テキスト、フォント、サイズ、回転など)を識別する属性を持ちます。ラベリングとnullシンボルのデフォルトスタイルもレイヤに適用されます。

警告

生成されたフィールドの中には10文字以上の名前を持つものがあるため、ESRIのシェープファイル形式(.SHP)を使って出力を保存すると、QGISでレイヤを読み込む際に予期しないレンダリングとなる可能性があります。

Python コード

Algorithm ID: native:extractlabels

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.12. レイヤスタイルの設定

レイヤに指定されたスタイルを適用します。スタイルは QML ファイルで定義します。

新しい出力結果は作成されません。スタイルはレイヤに即座に適用されます。

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

レイヤ

INPUT

[レイヤ]

スタイルを適用させたい入力レイヤ

スタイルファイル(QMLファイル)

STYLE

[ファイル]

スタイルの .qml ファイルへのパス

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

入力レイヤに新しいスタイルが適用されたもの。新しいレイヤは作成されません。

Python コード

Algorithm ID: native:setlayerstyle

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.13. トポロジーによる塗り分け

隣接するポリゴンが同じ色インデックスとならないように、ただし、必要な色インデックスの数は最小となるように、ポリゴン地物に色インデックスを割り当てます。

このアルゴリズムでは、色を割り当てる際の方法を選択できます。

必要に応じて、最小色数を指定できます。色インデックスは color_id という名前の新しい属性に保存されます。

以下の例では、色4つを選択した場合のアルゴリズムを示しています。各色クラスの地物の数が同じになるように割り当てられていることがわかります。

../../../../_images/topological_color.png

図 28.1 トポロジーによる塗り分けの例

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:ポリゴン]

入力ポリゴンレイヤ

最小色数

MIN_COLORS

[数値]

デフォルト: 4

割り当てる最小の色数。最小値は 1、最大値は1000

同じ色の地物の間の最小距離

MIN_DISTANCE

[数値]

デフォルト: 0.0

近くにある(しかし接触していない)地物に同じ色が割り当てられないようにします。最小値は0.0です。

色を割り当てる方針

BALANCE

[列挙型]

デフォルト:0

選択肢は以下のとおりです:

  • 0 --- 地物の数が同じになるように割り当て

    各色インデックスに割り当てられた地物の数が均衡するように色を割り当てます。

  • 1 --- 面積が同じになるように割り当て

    各色に割り当てられた地物の面積の合計が均衡するように色を割り当てます。このモードは便利です。このモードは、巨大な地物があると、塗り分けられた地図上である色が支配的になっているように見えることを避けるのに便利です。

  • 2 --- 同じ色の地物ができるだけ離れるように割り当て

    同じ色の地物間の距離が最大になるように色を割り当てます。このモードでは、地図上の色の分布をより均一にできます。

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

デフォルト: [一時レイヤを作成]

出力レイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時レイヤを作成( TEMPORARY_OUTPUT

  • ファイルに保存...

  • GeoPackageに保存...

  • データベーステーブルに保存...

ここでファイルの文字コードを変更することもできます。

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

出力レイヤ

OUTPUT

[ベクタ:ポリゴン]

color_id カラムが追加されたポリゴンベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: qgis:topologicalcoloring

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.1.2.14. メインレイヤの注記を転送

プロジェクトのメイン注記レイヤから新しい注記レイヤに、すべての :ref:` 注記 <annotation_layer>` を転送します。アイテムの配置は、レイヤスタック内で調整することができます。

パラメータ

ラベル

名前

タイプ

詳細

新規レイヤの名前

LAYER_NAME

[文字列]

デフォルト: '注記'

作成する注記レイヤの名前

出力

ラベル

名前

タイプ

詳細

新規レイヤの名前

OUTPUT

[レイヤ]

メインの注記レイヤからのアイテムを持つレイヤ

Python コード

Algorithm ID: native:transferannotationsfrommain

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。