17.25. アルゴリズムの反復実行(続)
注釈
このレッスンでは、より一層の自動化をするために、アルゴリズムの反復実行をモデラーと組み合わせる方法を示します。
アルゴリズムの反復実行は、内蔵されたアルゴリズムに対してのみでなく、モデルなど、自作できるアルゴリズムに対しても使用可能です。より複雑な結果を簡単に得られるように、モデルとアルゴリズムの反復実行を組み合わせる方法を見ていきます。
このレッスンのために使用しようとしているデータは、すでに直前に使用したのと同じものです。この場合は、各分水界ポリゴンでDEMをクリッピングするだけでなく、いくつかの余分なステップを追加し、各々についてそれぞれの面積高度曲線を計算し、高度が流域内にどう分布するかを考察します。
いくつかのステップ(面積高度曲線を計算+クリッピング)を必要とするワークフローを持っているので、モデラーに移動し、そのワークフローの対応するモデルを作成する必要があります。
このレッスン用のデータフォルダ内に既に作成したモデルが見つかりますが、最初は自分で作成してみると良いでしょう。興味があるのは曲線にだけなので、この場合はクリップされたレイヤーは最終的な結果ではありません。だからこのモデルでは、何もレイヤーを作成せず、曲線データを有するテーブルを作成するだけです。
モデルは次のようになります。
モデルフォルダにこのモデルを追加すると、ツールボックスで使用可能になるので、それを実行します。
DEMおよび流域界を選択します。
アルゴリズムによりすべての盆地のテーブルが作成され、出力ディレクトリに置かれます。
この例をより複雑にして、モデルを拡張し、斜面の統計をいくつか計算できます。 勾配 アルゴリズムをモデルに追加し、それから ラスター統計 アルゴリズムを追加します、その唯一の入力として傾斜出力を使用すべき。
ここでモデルを実行すると、テーブルと別に、統計が入ったページのセットが得られるでしょう。これらのページは結果ダイアログで利用できます。