1.2. 演習について
QGISを使いたい理由がわかったところで、使い方を紹介します。
警告
このコースには GIS データセットを追加、削除、変更する指示があります。このためにトレーニングデータセットを用意しています。ここで説明する手法を自分のデータで使用する前に、常に適切なバックアップがあることを確認してください。
1.2.1. このチュートリアルの使い方
このように見える テキストは、 QGIS のユーザーインターフェースで見ることができるものを指します。
と書かれたテキストは、メニューの案内をします。
この種のテキスト
は、コマンドのような入力できるものを指します。
This/kind/of.text
はパスまたはファイル名を指します。
This+That は2つのボタンからなるキーボードショートカットを指します。
1.2.2. 段階的なコース目標
このコースは、さまざまなユーザの経験レベルに対応しています。自分がどのカテゴリに属していると考えるかによって、コースの結果は異なります。各カテゴリには次のカテゴリに不可欠な情報が含まれているため、経験レベル以下のすべての演習を行うことが重要です。
基礎
このカテゴリのコースでは、GISの理論的な知識やGISソフトウェアの操作に関する経験がほとんどないか、まったくないことを前提としています。
プログラムで実行するアクションの目的を説明するために、限られた理論的背景が提供されますが、重点は実行による学習にあります。
コースを完了すると、GISの可能性をより良く把握し、QGISを通じてそれらの力を利用する方法がわかります。
中級
このカテゴリでは、GISソフトウェアの日常的な使用に関する実用的な知識と経験があることを前提としています。
初心者レベルの手順に基づいて構築すると、慣れ親しんだ基礎が得られるだけでなく、QGISが慣れている他のソフトウェアとは少し異なる動作をするケースを認識することができます。また、QGISで分析機能を使用する方法も学習します。
コースを完了すると、日常の使用に通常必要なすべての機能にQGISを使用できるようになります。
上級編
このカテゴリでは、GISソフトウェアの経験、空間データベースの知識と経験、リモートサーバ上のデータの使用、おそらく分析目的のスクリプトの記述、などを前提としています。
他の2つのレベルの指示に基づいて、QGISインターフェイスが従うアプローチに慣れ、必要な基本機能にアクセスする方法を確実に理解できます。また、QGISプラグインシステム、データベースアクセスなどを利用する方法も示されます。
コースを完了すれば、QGISの日常的な操作とより高度な機能について十分に理解しているでしょう。
1.2.3. データ
このリソースに付属するサンプルデータは無料で入手でき、以下のソースから入手することができます。
OpenStreetMap の Streets and Places データセット(https://www.openstreetmap.org/)
NGI (http://www.ngi.gov.za/) から 敷地境界(都市部、農村部)、水域
CGIAR-CGI による SRTM DEM (http://srtm.csi.cgiar.org/)
準備済のデータセットを トレーニングデータリポジトリ からダウンロードし、ファイルを展開してください。必要なデータはすべて exercise_data
フォルダにあります。
もしあなたが講師で、より関連性の高いデータを使用したい場合は、付録の 練習データを準備する にローカルデータを作成する手順が記載されています。