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28.2.6. ベクタ変換

28.2.6.1. フォーマット変換

OGRでサポートされているベクタレイヤをOGRでサポートされている別の形式に変換します。

このアルゴリズムは ogr2ogr utility から派生したものです。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

データセットの全レイヤを変換

CONVERT_ALL_LAYERS

[ブール値]

デフォルト: False

データセット全体を変換します。このオプションでサポートされている出力形式は GPKGGML です。

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力するベクタレイヤの指定。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

ファイルに保存 では、出力形式を指定する必要があります。すべてのGDALベクタ形式に対応しています。一時ファイルに保存 では、QGISのデフォルトベクタ形式が使われます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

追加の生成オプション

オプション

OPTIONS

[文字列]

デフォルト: ''(追加オプションなし)

追加のGDAL生成オプション

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

出力レイヤ

OUTPUT

[入力レイヤと同じ]

出力ベクタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: gdal:convertformat

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.2.6.2. ラスタ化(属性で上書き)

ラスタレイヤをベクタレイヤの値で上書きします。新しい値は、重なるベクトル地物の属性値に基づいて割り当てられます。

このアルゴリズムは GDAL rasterize utility から派生したものです。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

入力ラスタレイヤ

INPUT_RASTER

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

焼き込む値の属性

オプション

FIELD

[テーブルのフィールド:数値]

ピクセル値の設定に使用する属性フィールドを定義します

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

ラスタの既存値に焼き込み値を加算

ADD

[ブール値]

デフォルト: False

False の場合、ピクセルは選択されたフィールドの値が割り当てられます。Trueの場合、選択されたフィールドの値が入力ラスタレイヤの値に追加されます。

追加のコマンドラインパラメータ

オプション

EXTRA

[文字列]

デフォルト: ''

GDALコマンドラインオプションを追加します

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

Rasterized

OUTPUT

[ラスタ]

上書きされる入力ラスタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: gdal:rasterize_over

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.2.6.3. ラスタ化(固定値で上書き)

ラスタレイヤの一部を固定値で上書きします。上書きするピクセルは、提供された(重なる)ベクタレイヤを基に選択されます。

このアルゴリズムは GDAL rasterize utility から派生したものです。

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

入力ラスタレイヤ

INPUT_RASTER

[ラスタ]

入力ラスタレイヤ

固定焼き込み値

BURN

[数値]

デフォルト: 0.0

焼き込み値

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

ラスタの既存値に焼き込み値を加算

ADD

[ブール値]

デフォルト: False

False の場合、ピクセルには固定値が割り当てられます。Trueの場合、固定値は入力ラスタレイヤの値に追加されます。

追加のコマンドラインパラメータ

オプション

EXTRA

[文字列]

デフォルト: ''

GDALコマンドラインオプションを追加します

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

Rasterized

OUTPUT

[ラスタ]

上書きされる入力ラスタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: gdal:rasterize_over_fixed_value

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。

28.2.6.4. ベクタをラスタ化

ベクトルジオメトリ(点、ライン、ポリゴン)をラスタ画像に変換します。

このアルゴリズムは GDAL rasterize utility から派生したものです。

デフォルトメニュー: ラスタ ► 変換

パラメータ

基本パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

入力レイヤ

INPUT

[ベクタ:任意]

入力ベクタレイヤ

焼き込む値の属性

オプション

FIELD

[テーブルのフィールド:数値]

ピクセルの属性を選択する属性フィールドを定義します

固定焼き込み値

オプション

BURN

[数値]

デフォルト: 0.0

すべての地物について、バンドに書き込む固定値。

地物のZ値をラスタ値に焼き込む

オプション

USE_Z

[ブール値]

デフォルト: False

地物の"Z"値から焼き込み値を抽出することを示します。点とライン(各セグメントに沿った線形補間)で機能します。ポリゴンの場合は、平らな場合(すべての頂点で同じ Z 値)にのみ正しく機能します。

出力ラスタサイズの単位

UNITS

[列挙型]

デフォルト: 0

出力ラスタのサイズ/解像度を定義するときに使用する単位。次のいずれかです:

  • 0 -- ピクセル

  • 1 -- 地理単位

水平方向の解像度

WIDTH

[数値]

デフォルト: 0.0

出力ラスタの幅(サイズの単位が「ピクセル」の場合)または水平解像度(サイズの単位が「地理単位」の場合)を設定します。最小値:0.0。

鉛直方向の解像度

HEIGHT

[数値]

デフォルト: 0.0

出力ラスタの高さ(サイズの単位が「ピクセル」の場合)または垂直解像度(サイズの単位が「地理単位」の場合)を設定します。

出力領域

オプション

EXTENT

[範囲]

出力ラスタ レイヤの範囲。範囲が指定されていない場合は、選択された参照レイヤをカバーする最小範囲が使用されます。

利用できる方法:

  • レイヤーから計算...: 現在のプロジェクトに読み込まれたレイヤの範囲を使用します。

  • レイアウトマップから計算...: アクティブなプロジェクト内の レイアウト地図アイテム の範囲を使用します。

  • ブックマークから計算...:保存された ブックマーク の範囲を使用します。

  • 現在のキャンバス領域を使用

  • キャンバスに描画: 考慮する領域を区切る矩形をクリック&ドラッグします。

  • xmin, xmax, ymin, ymax として座標を入力

Assign a specified NoData value to output bands

オプション

NODATA

[数値]

デフォルト: 0.0

指定したNoData値を出力バンドに割り当てます

Rasterized

OUTPUT

[ラスタ]

デフォルト: [一時ファイルに保存]

出力ラスタレイヤを指定します。次のいずれかです:

  • 一時ファイルに保存

  • ファイルに保存...

ファイルに保存 では、出力形式を指定する必要があります。すべてのGDALラスタ形式に対応しています。一時ファイルに保存 では、QGISのデフォルトラスタ形式が使われます。

詳細パラメータ

ラベル

名前

タイプ

説明

追加の生成オプション

オプション

OPTIONS

[文字列]

デフォルト: ''

作成するラスタを制御する1つ以上の作成オプションを追加します(色、ブロックサイズ、ファイル圧縮...)。便利なことに、定義済みのプロファイルを利用することができます (GDAL ドライバのオプションセクション を参照)。

バッチプロセスとモデルデザイナー: 複数のオプションをパイプ文字 (|) で区切ります。

出力のデータ型

DATA_TYPE

[列挙型]

デフォルト: 5

出力ラスタファイルの形式を定義します。

オプション:

  • 0 -- Byte (8ビット符号なし整数 (quint8))

  • 1 -- Int16 (16ビット符号付き整数 (qint16))

  • 2 -- UInt16 (16ビット符号なし整数 (quint16))

  • 3 -- UInt32 (32ビット符号なし整数 (quint32))

  • 4 -- Int32 (32ビット符号付き整数 (qint32))

  • 5 -- Float32 (32ビット浮動小数点数 (float))

  • 6 -- Float64 (64ビット浮動小数点数 (double))

  • 7 -- CInt16 (複素数 Int16)

  • 8 -- CInt32 (複素数 Int32)

  • 9 -- CFloat32 (複素数 Float32)

  • 10 -- CFloat64 (複素数 Float64)

  • 11 --- Int8 (8ビット符号付き整数(qint8))

利用可能なオプションは、QGISと一緒にビルドされたGDALのバージョンによって異なります( ヘルプ ► QGISについて メニューを参照)

指定値で事前に初期化する

オプション

INIT

[数値]

この値で出力画像バンドを事前に初期化します。出力ファイルのNoData値としてマークされません。全てのバンドで同じ値が使用されます。

逆ラスタ化

INVERT

[ブール値]

デフォルト: False

固定焼き込み値、または最初の地物に関連付けられた焼き込み値を、指定されたポリゴンの内側でない画像のすべての部分に焼き付けます。

追加のコマンドラインパラメータ

オプション

EXTRA

[文字列]

デフォルト: ''

GDALコマンドラインオプションを追加します

出力

ラベル

名前

タイプ

説明

Rasterized

OUTPUT

[ラスタ]

出力ラスタレイヤ

Python コード

Algorithm ID: gdal:rasterize

import processing
processing.run("algorithm_id", {parameter_dictionary})

algorithm id は、プロセシングツールボックス内でアルゴリズムにマウスカーソルを乗せた際に表示されるIDです。 parameter dictionary は、パラメータの「名前」とその値を指定するマッピング型です。Python コンソールからプロセシングアルゴリズムを実行する方法の詳細については、 プロセシングアルゴリズムをコンソールから使う を参照してください。