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19.3. Lesson: QGISで SpatiaLite データベースを操作する

PostGISはふつう空間データベース機能を同時に複数のユーザーに提供するためにサーバー上で使用されますが、QGISでは空間データベース全体を単一ファイルに格納する軽量かつポータブルな方法である SpatiaLite というファイル形式も使用できます。もちろん、これら2種類の空間データベースは異なる目的のために使用されるべきですが、同じ基本原則と技術がどちらにも適用できます。新しいSpatiaLiteデータベースを作成し、QGISでこれらのデータベースと連携して提供される機能を探ってみましょう。

このレッスンの目標 : QGIS ブラウザのインターフェイスを使用して SpatiaLite データベースを利用する方法を学びます。

19.3.1. basic Follow Along: ブラウザで SpatiaLite データベースを作成する

ブラウザのパネルを使って新しい SpatiaLite データベースを作成し, QGIS で使用するための準備をすることができます.

  • SpatiaLite エントリを右クリックし, データベースを作成 を選択します.

  • qgis-sl.db という名前でファイルシステム上に保存します.

  • 再びブラウザツリー内の SpatiaLite を右クリックし, 新しい接続 を選択して先ほど作成したファイルを探して開きます.

これでブラウザツリーに新しいデータベースが構成され, その下には何も持たないことから, 行える操作は削除できることだけだということがわかります.このデータベースには何のテーブルも追加していないのでこれは当然です. それでは先に進んでみましょう.

  • 新しいレイヤーを作成するためのボタンを見つけ、新しい新しいSpatiaLiteレイヤーを作成するために、ドロップダウンを使用するか、 レイヤー ‣ 新規 ‣ 新規SpatiaLiteレイヤー を選択します。

    newSpatiaLiteLayer

  • 前の手順で作成したデータベースをドロップダウン内から選択します.

  • レイヤに places という名前を付けてください.

  • 次に 自動増分の主キーを作成する のチェックボックスを選択します.

  • 下のような2つの属性を追加

  • OK をクリックしてテーブルを作成します.

../../../_images/new_layer_setup.png
  • ブラウザ上部にある更新ボタンをクリックすると, places テーブルの一覧が表示されます.

../../../_images/new_layer_added.png

テーブルを右クリックして, 前のレッスンで行ったようにプロパティを表示することができます.

ここから編集のセッションを開始して直接新しいデータベースにデータを追加することができます.

DBマネージャを利用してデータベースにデータをインポートする方法を学びました。新しい SpatiaLite データベースにデータをインポートするためにこの手法を用いることができます。

19.3.2. In Conclusion

ここでは SpatiaLite データベースを作成し、そこにテーブルを追加して QGIS のレイヤーとしてテーブルを利用する方法を見てきました。