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トポロジチェッカープラグイン

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トポロジチェッカープラグイン

トポロジは、地理的領域の地物を表すポイント、ラインおよびポリゴン間の関係を記述するものです。トポロジチェッカープラグインを使用すれば、ベクターファイルに目を通すことができ、いくつかのトポロジルールでトポロジを確認できます。これらのルールは、「Equal」「Contain」「Cover」「CoveredBy」「Cross」「Disjoint」「Intersect」「Overlap」「Touch」 かどうか、あるいは互いに「Within」かといった空間的関係でチェックします。それはベクターデータに適用されるトポロジルール個々の質問に依存します(例えば、通常は、ラインレイヤーでのオーバーシュートを受け入れませんが、それらが行き止まりの通りを示している場合、ベクターレイヤーからそれらを削除しません)。

QGISには、トポロジ的な編集機能が組み込まれています。これは、エラーなく新しい地物を作成するのに最適です。しかし、既存のデータエラーやユーザー誘導のエラーは見つけにくいです。このプラグインは、ルールのリストを通じてそのようなエラーを見つけるのに役立ちます。

トポロジチェッカープラグインでトポロジルールを作成するのはとても簡単です。

ポイントレイヤー では以下のルールが利用可能です:

  • Must be covered by (カバーされるべき):ここでは、プロジェクト内のベクターレイヤーを選択できます。与えられたベクターレイヤーでカバーされていない点は’エラー’フィールドが発生します。

  • Must be covered by endpoints of (端点でカバーされるべき):ここではあなたのプロジェクトのラインレイヤーを選べます。

  • Must be inside (内部にあるべき):プロジェクトからポリゴンレイヤーを選択できます。ポイントはポリゴンの内側にある必要があります。それ以外の場合、QGISはそのポイントに「エラー」を書き込みます。

  • Must not have duplicates (重複なし):ポイントが2点以上で表されるときはつねに「Error」フィールドが発生します。

  • Must not have invalid geometries (無効ジオメトリなし):ジオメトリが有効かどうかをチェックします。

  • Must not have multi-part-geometries (マルチパートのジオメトリなし):マルチパートポイントはすべて「Error」フィールドに書きこまれます。

ラインーレイヤー では以下のルールが利用可能です:

  • End points must be covered by (端点がカバーされるべき):ここではプロジェクトからポイントレイヤーを選んで下さい.

  • Must not have dangles (ダングルなし):ラインレイヤーでのオーバーシュートを表示します.

  • Must not have duplicates(重複なし) :ライン地物が2点以上で表されるたびに、’Error’フィールドが発生します。

  • Must not have invalid geometries (無効ジオメトリなし):ジオメトリが有効かどうかをチェックします。

  • Must not have multi-part geometries :時には1つのジオメトリは実際に単純な(シングルパート)ジオメトリの集合です。このような幾何学的形状は、マルチパートジオメトリと呼ばれています。単純にジオメトリのちょうど1種類が含まれている場合は、マルチポイント、マルチラインまたはマルチポリゴンと呼んでいます。すべてのマルチパートのラインは’Error’フィールドが書き込まれます。

  • Must not have pseudos (擬似なし):ラインジオメトリの端点は、他の2つのジオメトリの端点に接続する必要があります。端点が1つの他のジオメトリの端点にのみ接続されている場合、端点は擬似ノードと呼ばれます。

ポリゴンレイヤー では以下のルールが利用可能です:

  • Must contain :ポリゴンレイヤーは最低でも第2のレイヤーの1つのポイントジオメトリを含まないといけません。

  • Must not have duplicates :同じレイヤーのポリゴンは、同一のジオメトリを持つことはできません。ポリゴンが2つまたはそれ以上表される場合、 ‘Error’ フィールドが発生します。

  • Must not have gaps :隣接ポリゴンはそれらの間にギャップを持ってはいけません。例としては行政界を挙げることができるでしょう(アメリカの州境界はそれらの間にギャップをもたない)。

  • Must not have invalid geometries :ジオメトリが有効かどうかチェックします。有効なジオメトリを定義するルールは:

    • ポリゴンリングは閉じていなければいけません.

    • 穴を定義しているリングは外側の境界線の内部になければいけません.

    • リングはそれ自体と交差してはいけません(お互いに接触したり交差してはいけません)

    • リングは他のリングと点以外で接触してはいけません.

  • Must not have multi-part geometries :時には1つのジオメトリは実際に単純な(シングルパート)ジオメトリの集合です。このような幾何学的形状は、マルチパートジオメトリと呼ばれています。単純にジオメトリのちょうど1種類が含まれている場合は、マルチポイント、マルチラインまたはマルチポリゴンと呼んでいます。例えば、複数の島からなる国は、マルチポリゴンのように表すことができます。

  • Must not overlap :隣接するポリゴンが共通領域を共有することはできません。

  • Must not overlap with :1つのレイヤーの隣接ポリゴンは、他のレイヤーのポリゴンと共通領域を共有できません。